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百物語  作者: 尚文産商堂
63/101

62、下敷き

これもダチが持ってたものな。


そいつが持ってた下敷きが面白かったんだよ。

下敷きは分かるだろ、ノートとかに書くときに下にしくあれだよ。

実はな、ダチが持ってたものはな、したに敷くと、答えが浮かび上がってくるものだったんだ。

まあ、答えが浮かんでくるとか言っても、単純なものじゃないと下敷きも答えられないらしくてな、英語の穴埋めとかぐらいしか役には経たなかったが、夏休みの宿題とかで重宝したよ。

ただ、実力テストではボロボロだったがな。

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