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百物語  作者: 尚文産商堂
62/101

61、走りたがる靴

ああ、そうか俺か。

すまん、忘れてた。

じゃあ、さっきの彼女の話と似たようなもんで、最初は茶を濁すとしよう。


俺の友人(ダチ)が持ってた靴なんだが、そいつを履くと、自然に走り出したくなるそうなんだ。

嘘だと思って、俺も履いてみたんだか、なんだか腰が軽くなるっつーかんじでな、すぐ外に走り出したくなって、ついつい、そいつの家の周りを一周させてもらったんだ。

そしたらな、1周だけだったはずなのに、2週になり、3週になり、そんな感じで気づいたら軽いマラソン状態になってたんだ。

息を切らせて戻ってダチに言ったんだよ。

二度と履かせるなってな。

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