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百物語  作者: 尚文産商堂
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5、必見死絵

俺の友人から聞いた話で、ずっと通させてもらっていて悪いな。

まあ、みんなもそんな感じだろうし、勘弁。

それでな、かなり昔の話なんだが、明治から大正にかけて、俺のじっちゃんの友人が絵を買ったそうな。

当時としては、あまり一般化されていない油絵だったらしい。

今、その絵はその友人の家族も持っていないそうなんだが、手放すきっかけになったのが、じっちゃんの友人の周りが次々と死んで行ったんだ。


その絵には、ひと組ののカップルが描かれていて、けっこうな美人だったそうなんだが、その絵が、命を吸い取るという噂があったんだ。

そんな逸話がある絵なのにもかかわらず、買っちゃったらしいんだな。

そしたら、その絵を紹介してくれた人が、最初に心臓マヒで死んでしまったそうな。

そして、新しく絵を買ったっていうことを聞きつけて、見に来た人が次々と。

最後にはその人本人も死んでしまったために、家族の方が怖くなって供養をしてもらったそうだ。

それから、その絵は別の人のところへ渡っていき、いまやどこに行ったかわからない。

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