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百物語  作者: 尚文産商堂
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44、自動本

俺が知っている古本屋があるんだがな。

さっき出てきたとこととは違うと思うんだけど、同じだったらすまんな。


それで、その古本屋には、いろんな本が集まってくるんだが、その中に、自動開閉装置付きの本という副題がついた本があったんだ。

きつく麻ひもで縛られていたんだが、ある日、古本屋のご主人が掃除をしようとヒモを外したんだ。

そのとたんに、パカッと開いて、一ページずつ、一定の速さでペラペラとめくり始めたんだ。


途中で手で止めたら、自然に止まって、手を離すとまためくれ始めたんだ。

そのことを上手く利用して、一ページずつ掃除をして、終わってからまた麻ひもできつく縛り直してからガタガタと揺れるその本を棚へ戻したそうな。

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