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百物語  作者: 尚文産商堂
43/101

42、ワルツ人形

俺の友人が、古い人形のコレクターなんだが、そのうちの一つがちょっと訳ありだっていう話があるんだ。


なんでも、その人形をテーブルみたいなちょっと広いところにおいておくと、夜な夜なひとりでワルツを踊るっていう話なんだ。

なんでもうそ臭い話だったからな、俺も見に行って、本当かどうかを調べたんだ。


そしたら、置いたその当日の深夜に、ひとりでに立ち上がり、悲しげな表情でワルツを踊りだしたんだ。

なんていうか、開いてがないから仕方なく独りでやってます的な感じ。


それを見ているのが忍びなかったんで、翌日についになりそうな人形を横に並べておいたら、深夜、片方が起きると同時に、もう片方もお辞儀をして手をとってワルツを踊りだしたんだ。

そして翌日から、踊ることはなくなった。

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