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百物語  作者: 尚文産商堂
28/101

27、疾走お婆さん

首無しライダーが来ていたコンビニからほど近いところに、有名なお婆さんが住んでいたんだ。

俺が聞いた時には、すでに100近くになっていたらしいから、今も生きているとすれば150を越しているだろうな。


んで、なんでそのお婆さんが有名かというと、近くに新幹線が走っているんだが、それと並走する形で夜な夜な走るんだよ。

しかも、新幹線よりも速いからさ、新幹線お婆さんとか言われるようになったんだ。

でも、本名は誰も知らないし、なんでそんなに速く走るれるのか、どうして走るのかなんかは、全部謎だな。

本人にでも聞いてくれ。

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