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百物語  作者: 尚文産商堂
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12、荒れ家に立つ女性

私のすぐ近くの家が、長年放置されているからすっかり荒れちゃってるんだけど、その家に、いつの間にか人が住みついているっていううわさがあったのよ。

それで、近くの人たちで見に行こうっていうことになって、私や女性陣は後方で待機とされていたから、男たちばかりがその家に進んでいったの。

で、この話は、その人たちから聞いたものよ。


荒れ家に行くと、一人の女性が座っていたらしいわ。

縁側で彼らを迎えてくれたんですって。

で、彼女が言うには、その家のご主人の奥さんらしいのよ。

でもね、その人、戦争中に死んでるのよ。


お暇するときに、思い切って一人が聞いたらしいわ。

あなたはどうしてここにいるのかって。

そしたら、にこって笑って、主人が帰ってくるまでこの家を守ることが私の仕事ですからって答えて、いつでも来てって、おもてなししますって言われたそうよ。

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