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百物語  作者: 尚文産商堂
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10、夜中の音

これで、俺の最後だな。

最後は俺自身が体験したものとでもいこうか。

この話の当時は、壁が薄い社宅に住んでいたから横の音がよく聞こえたんだな。

だが、俺の部屋はどん詰まりで、すぐ横は部屋はない状態だったんだ。


ある日の夜、俺が寝ていると横のほうから楽しげな声が聞こえてきたんだ。

何をしているのかは分からないがな。

で、その時は、楽しそうだなと思って、次にはおれも混ぜてもらおうか、何か持って行ったほうがいいだろうかとか考えていたんだ。


朝起きて、その隣を見ると、部屋なんてないんだよな。

じゃあ、あの楽しげな声はなんだったんだろうかっていう話なんだが、その一件があってから、その社宅は急きょ改築工事に入ったために、俺も別のところに移っちまったんだ。

だから、その後の話はないんだな。

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