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性壁  作者: 香椎 結月


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2/16

1.0

 朝のテレビ番組では、20代前半ぐらいの女性お天気キャスターが、画面の向こう側の視聴者に笑顔を見せながら明るい声で呼びかける。

<本日の最高気温は35度になる予報です。お出かけをする際は水分をよくとって、熱中症には気をつけてくださいね!>

 猛暑日は明るい話題ではない。これから学校に登校するため、この空調の効いた自宅から出なければならない辛さを、どれだけ分かっているのだろうか。

 明日から学校は夏休みに入る。今日は終業式とホームルームだけの日という事もあり、毎日のように背負っていた教科書とノート類は自宅の学習机の上に平積みにした。ペンケースと通知表を入れるファイル、万が一の時のためのサニタリーポーチ、そして無香料の制汗剤だけしか入っていない通学用のリュックは非常に軽い。

 リュックが軽いと汗もかきにくいかもしれないという淡い期待を抱き「いってきます」と言いながら玄関のローファーを履いて少し振り返ると、リビングから「いってらっしゃい」というお母さんの声と、起きたばかりの妹の姿が見えた。

 ドアを開けると、日焼け止めを塗った肌を貫き通すように、お日様が激しく照りつけるが、暑さを理由に学校を休むことは出来ない。それでも今日は授業が無いことを考えると、少しだけ足取りが軽くなったような気がして歩き出した。


 7月に入ってからというもの、自宅から高校まで徒歩15分の道を歩くだけで、額から汗がとめどなく流れた。昨日までは、教室に入ったら直ぐにリュックを下ろして、ポケットに入れてあるハンドタオルでひとしきり汗を拭いてから、制汗剤のスプレーをこれでもかと噴射するのが日課だった。周りの女子たちも、みんな同じことをするので、教室の中は制汗剤の香りで溢れている。男子たちには不評だが、男子だって使っている者もいるし、運動部なのに朝練が終わってから青春の汗臭さをケアしないで教室に入る男子たちの方が私からすれば理解に苦しむ。

 歩き出して5分ほどのところの大きな交差点で赤信号に引っかかった。右側からはエアブレーキの音が聞こえる。少し視線を右に移すとスクールバスが見えた。この時期に限っては、空調の効いたバスで通っている者が少し羨ましくなる。せっかく自宅から通える交通費のかからない大変親孝行な公立高校に通っているのに、この暑さの中を歩く事は想定外だった。昨年もそう感じたはずなのに、すっかり忘れていて、暑さ対策を特に行わないまま夏休みに入る前日を迎えてしまった。来年こそは何か良い方法があれば実践したいと考えても、どうせ忘れてしまうだろうという気持ちもある。青信号になると、あっという間にバスは小さくなった。追いかける事もせず、自分の歩幅で学校に向かった。


 学校についてからも道のりが長い。この学校は大きく分けると3つの校舎で構成されている。1年生は1号棟。2年生は2号棟。3年生は3号棟。初めて来た方でも分かりやすい設計になっている。しかし、昇降口は1号棟にしかない。ここでローファーから上履きに履き替えて2年生の教室がある2号棟へ向かう。

 2年生は9クラスある。1組から3組が最上階の5階。4組から6組が4階。7組から9組が3階となっている。階段を上り切ると手前から3組、2組、1組と並んでいる。つまり、この5階の一番奥が、私が在籍している2年1組の教室。昇降口から最も遠い教室だ。エレベーターは各号棟に設置されているが、事前許可制となっており、怪我や病気の者、何か大きな荷物を運ぶ時しか使わせてもらえないので、毎日のように最上階まで階段を上がる。

 教室には二か所の入口がある。手前がロッカー側の出入口。奥が黒板側の出入口。手前のロッカー側の出入口は通学用のバッグやリュックを収める人で朝は少し混んでいる。出席番号順で決められているロッカーは、苗字が綿抜(わたぬき)の私は出入口から一番奥に設定されている。朝から制汗剤の香りと、運動部の汗の臭いが入り交じり、濃密な空間となっているロッカー側の出入口からは入りたくないので、私は夏に入ってから常に黒板側の出入口から入ることにしていた。幸いにも黒板に近い真ん中の列の前から二番目の席だったので、この点に関しては良かったと思う。


 校舎に入ってからのちょっとした旅を終えて、教室に一歩足を踏み入れた。その時、窓際の壁に寄りかかって座っている子と、その隣で立っている子の姿が目に入った。座って話しているのは学級委員を務めている宮下さんだと直ぐに分かった。紺色のポロシャツに、チェックのスカートという私と同じ夏服の姿で窓際の壁に寄りかかって足を大きく開いて座っていた。スカートを履いているのに大きく足を開いているから黒パンを履いているだろうと思いながらも、自然と広げていた足の方に目が向いてしまった。黒パンを履いていない。

(えっ? えっ? パンツ丸見えじゃない……)

 中学生でも履かないような真っ白い無地の綿のパンツ。宮下さんはクラスの学級委員を務めている。普段からクラスを仕切る凛とした女性だ。あまり話したことはないが、その姿を見ているだけで芯が強い子だろうなと思ってしまう。そんな子が、こんな子どもっぽい一面を見せてしまっている。座る姿勢もパンツも。普段からもう少し会話をしていれば(パンツが見えているよ)と近づいて囁くことが出来たかもしれない。しかし、何もできなかった。頭が少し混乱しながら席についてリュックを下ろした。昨日より少し汗の量が減った額をハンドタオルで汗を拭いていると、後ろから聞きなれた声がした。

「夏帆おはよう! やっと明日から夏休みだね」

 声の方に少し振り返ると、百花が制汗剤のスプレーを首元にかけながら朝にしては高いテンションで寄ってきた。少し人見知りの私と、誰とでも上手く打ち解けてしまう百花とは、2年生になってから初めて同じクラスになり、初めて話した相手だ。

 出席番号順で座ると“わたなべももか”さんの後ろになった、私“わたぬきかほ”。

「わたなべで一番後ろの席にならなかったこと初めてだよ。よろしく!」

 クラス替えが行われた最初の日に百花が私の方に振り返って軽く声を掛けてきてくれた時から、いつの間にか波長が合い仲良くなった。

(パンツが見えてるのが百花だったら、気兼ねなく言えるのに……)

 振り返った姿勢のまま、百花と他愛のない会話をしていると、朝のホームルームが始まる5分前の予鈴が鳴った。

 百花が自席に戻る前に「夏帆、今日一緒に帰ろうね」と声を掛けたので「うん」と答えた。そして宮下さんが座っていた場所を遠目で確認すると、既に自分の席に戻っていた。


 終業式は校歌斉唱が終わると、司会進行役の生徒会役員による合図で全員腰を下ろす。公立であるこの学校に立派なホールなどは無い。体育の授業や部活動で使う体育館なのだから、当然のことだが椅子も常設されていない。

 幸いにして座り方のルールは無いので、各々が自由な格好で座る。男子はほぼ体育座りか胡坐。一方で、女子の座り方は様々だ。

座った時に制服のスカートの中が見えないように、女子たちは様々な対策を行う。いわゆる女の子座りをする子もいるが、多くの女子は足を崩して座る。左右の足のどちらかを外側、どちらかを内側に向けるといった姿勢だ。ただ、これが長時間となると、同じ姿勢で硬い地面に座っているのは辛い。どちらかの足に負担が来るので、いちいちスカートの後ろを両太腿の裏で抑えながら何回か足を組み替えたりする。しかし、それも面倒になってくる。

 結局、お尻から両太腿裏の辺りでスカートの後ろ側を抑えて体育座りになる姿勢を数回はつくってしまうが、この姿勢も疲れてしまう。太腿の内側でスカートを抑えるのは案外疲れる。いつの間にか内ももの力を緩めスカートを抑えるのもやめて、腕を膝に回して背中を伸ばしたくなる。すると、抑えていたスカートの後ろの部分は重力に引かれて床に落ち、膝下から両太腿の裏まで無防備になる。膝をしっかりと閉じていても、体の構造上、太腿の裏の付け根まで閉じることは出来ないので、パンツが露わになってしまう。

 しかし、本当に無防備でいることは無い。いつの頃からか女子にとってパンツが見られる事が大変恥ずかしいと感じるようになる。そして、絶対に見せてはならないという気持ちに変わり、黒パン、短パン、スパッツ、ハーパン、タイツ、見せパン、呼び方は様々だが、多くの女子はそれらを履いている。


 私も例外なく、今日は黒パンを履いている。一分丈の黒いスパッツだ。今日も朝起きてからいつものルーティン通り行ったから間違いない。

 6時に起きてベッドから降りたら、台所にいるお母さんに「おはよう」と軽く挨拶してトイレに向かう。同じ時間帯に起きてくるお父さんよりも少し早く入る。マンションの一室3LDKの我が家にトイレは一つしかない。小学生の時、この時間を少しのんびりして、お父さんが先にトイレに入ってから長時間占領していたことがあり、あやうくおしっこが溢れそうになった事がある。幼稚園に通っていた時以来の失敗を家族の前で披露しそうになった。この時の経験を基に、お父さんよりも早くトイレに入ることが日課となっている。

 お母さんの作ってくれた朝食に感謝しながら「いただきます」と控えめに言って朝食を食べる。お父さんが途中から席に座るが、私との会話は特にない。何となく二人とも朝のニュース番組を見ながら過ごす。小学生の妹は、まだ起きてこない。自宅は小学校まで徒歩5分の距離にある。中学校も隣接している。そのため、登校班というものは存在せず、自宅を出る時間も決まっていない。小学生は学校の朝の会の時間に間に合えば良い。すると、どうしても睡眠時間を優先してしまう。私も、お父さんにトイレを占領されるまでこうしていた。

 食べ終わったら、食器を水洗いして、手が軽く濡れたまま洗面台に向かう。寝ぐせのついた髪を濡れた手を使って、手ぐしで少し整えてから、ブラシを使って丁寧にとかす。直毛だが、寝癖がつきやすいので毎朝行っている。十分にとかしたら、両耳の少し後ろ辺りに黒いゴムでポニーテールをつくった後、前髪を整えて髪型は完成される。

 再び自室に戻ったらパジャマを脱ぐ前に、学校指定の靴下を履く。靴下から履くのは、学校指定ではない靴下を履いて登校してしまい、一度注意された事があるので、間違えやすい事を最初に行おうとした結果このようになった。パジャマを脱いだら、上下の下着の上から制服を着る。まず、学校指定制服の一つである紺色のポロシャツを着る。夏服は白のワイシャツか白と紺のポロシャツの二色があり、好きな方を着て構わないことになっている。私は何となく紺色のポロシャツを着る事が多い。ワイシャツを選ばないのは、ポロシャツだとネクタイをつけなくてもいいということもある。そして一分丈スパッツの黒パンを履く。体育の授業がある日は短パン。体育の授業が無い日は黒パン。そんなルールを私の中で勝手につくっていた。その上からチェックのスカートを履く。こうしてパンツが見えないような対策をしていると気は緩み、姿勢も無防備になりやすい。黒パンをはいているとはいえ、スカートの中を堂々と見られるのは少し恥ずかしい。それでも黒パンをはいている安心感があると、見られても恥ずかしさは薄れる。

 女子に生まれた宿命なのかもしれないが、こんな面倒な事を、この先も行っていくのが辛いと感じる事は正直ある。だが、今日に至っては、そんな自分の辛さよりも、宮下さんの事が気になってしまう。体育館の壇上から向かってクラスごとに背の小さい者から整列している。私はクラスの中で真ん中辺り。宮下さんは少し背が低いので、私の5つ前に座っている。その一つ前に百花が座っている。終業式が退屈になってきたであろう百花が何となく後ろを振り返って宮下さんと他愛ない会話を何度かしていた。宮下さんは、ついさっき教室で座っていたような座り方はしていない。私と同じように足を崩して座っている。その姿勢を見て安心した。百花もそうだが、壇上付近にいる教員たちや、生徒会役員、そして不意に振り返るかもしれない男子たちが宮下さんのパンツを見る事はないだろう。

 しかし、考えようとせずとも宮下さんのさっきの光景を思い出してしまう。そういえば、宮下さんはあんな格好で座ることが何回かあった。体育を見学している時間。廊下で友だちと話している時。でも、必ず黒パンを履いていた。一回だけ黒パンの隙間から、ちょっとだけ白いパンツがはみ出していたことがあったが、それは一瞬の事だったので、多分私しか見ていない。でも、今日は何人か見ていたはず。何人かは私と同じように黒板側から入るので見てしまった人はいるはず。この人たちはどう思ったのだろうか。若しくは、あの姿勢は一瞬だけで直ぐに今の足を崩す姿勢に戻したかもしれない。色々な事が頭を駆け巡っていた。

「全員、起立」

 生徒会役員の号令で、ふと我に返る。いつの間にか終業式は終わりを向かえていた。宮下さんが崩していた足を器用に畳んで腰を上げたのを見てから、私も同じような姿勢をつくって腰を上げた。


 教室に戻り、担任から通知表をもらう。予想通りという内容だった。

 その後、夏休み前という事もあり、生徒からの連絡事項が幾つかあった。

 学級委員長の宮下さんがクラスをまとめている。今日も凛とした佇まいである反面、あのスカートの中は真っ白い無地の綿のパンツという差異がある事をどれぐらいの者が把握しているのだろうという邪念は考えないようにした。

「それでは、夏休み前に発言のある者はいますか」

 宮下さんの掛け声で何人か手を挙げた。最初の発言者は文化祭実行委員の川端さん。

「今年も11月に文化祭が行われます。9月のホームルームの時間をお借りして、クラスの出店に関する話し合いを行いますが、体育館で行われるステージイベントに出演する方、また部活動などでクラスとは別に動く予定のある方は9月中に申し出るようにしてください」

 次は選挙管理委員の柳本君。百花の彼氏だ。

「9月末に生徒会選挙が行われます。再三お伝えしていますが、立候補者の締切は本日までとなっております。もし立候補の希望があればホームルーム後に必ず申し出てください」

 そのまま、生徒会役員を務めている相川君が付け足すように話をした。

「僕も引き続き生徒会の書記に立候補しています。仕事が多い時もありますが、やりがいもたくさんあります。ぜひ一緒に生徒会を盛り上げましょう。一緒にという部分に関しては僕が当選したらですけどね」

 自虐のような言葉に少し笑いが起こった。

 最後に学級委員の宮下さんが「他に何かある方はいますか?」と呼びかける。特に反応は無かったので、そのまま担任から夏休みの注意点を告げられて2年生の一学期が終わった。


「いやぁ、なんとかオール3にちょっと4があって、体育が5だったぐらいだよ。夏帆は?」

「私は体育が3であとは5だった。体育は昔から3以上とったことないから難しいね」

「いやいや優秀すぎるだろ!」

 ついさっき貰った通知表の話で百花と盛り上がりながら、朝よりも気温が高くなった帰り道で体温が高くなりすぎぬよう、お互い少しゆっくりと歩く。学校から私の家まで徒歩15分。さらに10分歩くと学校の最寄駅に着く。多くの者は駅から学校に向かうバスで通学をしている。百花も基本的には駅からバスで通学しているが、部活のない帰り道は私に合わせて歩いて計25分の道のりを一緒に帰ってくれる。

「てか、夏帆って優秀なのに、なんで理系行かなかったの? 理系でも十分やれたでしょ?」

「私は小説を読むのが好きなんだ。だから文学的な分野を深く学びたいって思ってるの。進路も文系の大学に行きたいって気持ちがあるんだ」

 へー凄いなと百花らしい何となくした返答だった。自分にはよくわからないという感じで百花はハンディファンを顔の近くに当てている。会話が少し途切れたので、ここで思い切って話を変えてみた。

「あのさ、宮下さんが朝、黒板の方の窓際に座っていたの気付いた?」

「えっ、奈緒? 全然気にしてなかったな? 私黒板と反対側の方から入ったし。なんで?」

 百花と宮下さんは1年生の時にクラスが一緒だったようで、よくお互いを名前で呼びながら話している姿を見ている。そういえば、さっきの始業式でも少し会話をしていた。

「これ言わないでね。実はパンツ丸見えだったんだよね……」

 えーと無駄に大声で叫ぶ百花。ちょっと声が大きいと制止する。私たちと同じ様に駅まで歩いて下校中の他の生徒たちの視線が一瞬集まる。百花もそれに気付いたようで、少し小声になって私に尋ねた。

「で、どうしたの。奈緒に声かけたの?」

「いや、あんまり話したことないから、どうしようって思いながら、自分の席に座って考えてたところに百花が来た」

 それ、私のせいにしようとしてるじゃんと軽く笑いながら、ふと思いついたように私に問いかけた。

「じゃあさ、私がパンツ丸見えだったら、どうする?」

「それは言う。ちょっと小さな声で……」

「でも、奈緒には言えなかったんでしょ。夏帆らしいな。だったら私に『宮下さんにパンツが見えてるよって言ってあげて』って言えば良かったじゃん」

 そうだ、その方法があった。こんな簡単な事に気付けなかった私は、いかに学校の授業の成績というものが、社会の役に立っていないかという事を痛感する。肩を落とす私に百花が少し明るく話を続けた。

「でも、その場面は、もう過ぎた事だから、しょうがないよね。奈緒が家に帰って着替える時に、黒パンとか履いてなかったことに気付くかもしれないけど、あの姿勢で座っていた事なんて覚えてないかもしれないから、このまま秘密にしてあげて良いんじゃない。夏休み終わってから『あの日パンツ丸見えだったよ』なんて言われたら、むっちゃ恥ずかしいと思うし」

(そう、恥ずかしい。私まで恥ずかしい)

 この話はこれで終わり。夏休みに百花と何回か遊ぶ計画を立てているので、分かれ道までは、ずっとその話で盛り上がった。

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