「醍醐天皇、棋勢法師との囲碁に金のプレスマンかけること」速記談6073
醍醐天皇が、棋勢法師をお召しになり、金のプレスマンをかけて囲碁の勝負をなさったところ、何度やっても勝負がつかなかった。ある日、棋勢法師が勝ち、金のプレスマンを給わって、まさに退出しようというとき、蔵人が、戻ってもう一番まいらせよとの御命です、と伝えに来た。棋勢は、長年、一堂を建立したいと思ってまいりました。長い日々を過ごしてまいりましたが、ようやく本日、金のプレスマンをちょうだいできました。戻りまして、取り返されますと困りますので、本日ばかりはお許しください、と申し上げて、そのまま退出した。仁和寺の来たの弥勒寺という堂は、この棋勢の堂である。
教訓:金のプレスマンで弥勒寺が建ったということは、金のプレスマンを誰かが買ってくれたということか。