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3話 あんた鈍感系じゃないのね

私は、いま目の前で起きたことに驚きを隠せなかった。そこには三人の大人を一瞬で倒した男が立っていた。

「す、すごい...」それしか言えなかった。

「んじゃ、行こうか、邪魔な大人も倒したし。」

そう言う彼が、私にはすごく格好良く見えた。そうして歩き出したはいいものの、話が続かない。

心臓がドクドクうるさい。彼の顔を直視できない。これ、もしかして...


どうしよ、ぜんっぜん話が広がらない!さっきの動きで怖がられたかな...目も合わせてくれないし。俺嫌われた?!唯一の話し相手で、こんな美少女なのに!!

いやまて、俺はさっき茜をナンパから守った。イコール、惚れられた?それなら、目が合わないのも、話が続かないのも説明がつく!!やったぜ!!こんな美少女に惚れられるなんて最高か!

いや、でも本当にそうなのか?これでちがったら、ただの虚しいナルシストになっちまわねえか?!ああ!もう、わからん!!

と、そのようなことを考えながら駅につき、お互い分かれるのであった。

家について、リビングへの扉を開き、中に入る。

「ただいま〜」

「おかえり茜、昼ご飯できてるよ〜」リビングには母が一人テレビを見ていた。

母親と昼食を食べながら、好きに人ができたことを相談した。

「な、なんですってー!!この一日でなにがあったのよ?」

事の顛末をすべて話し...「そうね...あなたもそういう時期よね...私は全力で応援するからね!あっ、パパにはまだ内緒ね。ぶっ倒れかねないから」

そんな話をしていると、テレビのニュースが耳に入ってきた。

「昨夜、火だるまのように火に包まれた状態の人が歩いているという通報がありました。火だるまの少年は高校生で...」

人って火に包まれても歩けるの?と思いながら、私は昼食を食べ進めた。



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