[Beichte]『告白』・受験
一緒に行こうって宏樹に誘われたけど、怖くて行けなかった。
理数系が苦手な私がそこを受験するのは無謀だと進路指導の先生にも言われた。けれど、どうしてもその学校を受験したかった。宏樹が行く学校だったから。
携帯が鳴った。
宏樹からだった。
『璃子が頑張ったのは知ってる…』
この言い方…。
ダメだったんだ…。
「ありがとう。春からは別々だね…」
『それはクラス決めまで判らないよ』
「えっ?」
『同じクラスになれたらいいな』
一緒に行こうって宏樹に誘われたけど、怖くて行けなかった。
理数系が苦手な私がそこを受験するのは無謀だと進路指導の先生にも言われた。けれど、どうしてもその学校を受験したかった。宏樹が行く学校だったから。
携帯が鳴った。
宏樹からだった。
『璃子が頑張ったのは知ってる…』
この言い方…。
ダメだったんだ…。
「ありがとう。春からは別々だね…」
『それはクラス決めまで判らないよ』
「えっ?」
『同じクラスになれたらいいな』
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