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術後

私を呼び出して病気の事を話してくれた数日後に入院して手術を受けたと連絡が入った。


「病室で暇」と言う彼女のために差し入れを持ってお見舞いに出掛けた。


彼女は何か吹っ切れた様に


『生理気にしないで旅行の計画立てられるね。よつ葉の生理に合わせて旅行行こうね』


と言う彼女に


『えっ? 嫌だぁ…。荷物増えるし、お腹いたいもん』


と言うと彼女は


『だからじゃん。あははは』


何か、私よりも元気な気がする。そんなことを話していると看護師さんと主治医が揃って彼女の診察に来たので、私は「廊下に居るね」と言って席を外そうとしたら彼女が主治医と看護師さんに


『よつ葉は、私の親友で優秀な看護学生なので、この場にいてもらって大丈夫です。しっかり勉強して立派な看護師になってもらいたいから』


と申し出た。看護師さんが私に


『大学? それとも専門学校?』


と質問された。私は


『☆☆大学看護学部看護学科3年の菜須よつ葉です』


と答えると彼女の主治医である医師が


『おぉ、☆☆大学かぁ。優秀だね』


と言うと彼女は、


『よつ葉は、凄く優しいし勉強だって学年3位です。よつ葉の夢である看護師に絶対になって欲しいんです』


と力説し始めた。恥ずかしいからその辺でやめてほしい。と内心思う。


『頼もしい仲間が増えそうね』


と彼女の担当看護師さんがお言葉を下さった。


彼女の回診の様子を見せて頂いて、看護師とは…。と改めて考えさせられた。


今回の出来事を通して、机上では学ぶ事のできない貴重な体験をさせてくれた友人に感謝をすると同時に早く、退院して夢である幼稚園教諭目指して大学に戻って勉強してほしいと思っています。


辛いことを乗り越えた貴女だから、きっと大丈夫だよね。


はやく、元気になあれ……

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