間話 隠された秘密と陰謀
今回はホントに短いですが初投稿より一年が経ったので少しばかり零蒔の過去を出しておこうと思います
ある1人の少年は世界の終わりを見た。
いつも通り学校で友達と遊ぶ約束をして家に一度帰り、遊ぶ用意をして集合場所に向かう途中にそれはあった。
少年は目の前に唸り声を上げながら涎を垂らしている動物とは言い難い異形な姿をした何かを見て絶望した。まだ9歳になったばかりの少年はテレビでやるアニメやマンガに出てくるようなモンスターなんか可愛いものだと思った。なぜならこの目の前にいる異形な「何か」を彼の停止した頭では判別どころかはっきり認識することすらできないからだ。彼は人生で初めての走馬灯のようなものを感じた。しかし、その「何か」は少年が走馬灯を見ている余裕など与えないかのように近づいてきて強化されてごつくなっている顎を開き少年を飲み込もうとした。その時彼の目の前に人が現れた。その人は手から不思議で常識では考えられないものを出し、その「何か」を攻撃していた。その「何か」は見事にその攻撃を真正面で受けて地面に倒れやがて動かなくなった。その少年はその人に連れられてある施設に運ばれて行った…………。
少年は小さい頃、物心ついてすぐに両親と姉を失くした。原因は分からない。ただ警察から知らされている情報は連続殺人に巻き込まれただけだということ。ただ少年は違和感を覚えていた。大体自分は親か姉の傍を離れていなかったのに何故自分以外が巻き込まれていて尚且つ自分だけが殺されていなかったということに。
彼はその数年後にその真実を知ることになる。
少年が連れられてきた施設には白衣を着た研究者らしき人からスポーツ選手のように鍛えられた体を持ち、さっき少年を助けた人と同じように不思議な力を使う人達が数万人近くいた。
少年はいくつもある部屋のうち一際高価そうな扉のある部屋に連れていかれた。その部屋には黒いスーツを纏いフカフカそうなデスクチェアに座って資料のようなものを読んでいる偉そうな人とその秘書だと思われる眼鏡をかけた女性がお茶を入れていた。少年が部屋に入ってきたことに気づくとデスクの前に置いてあるソファに案内され、その男性が少年に笑顔で「辛かっただろう?怖かっただろう?」と話しかけてきた。少年は突然の事で何が何だか分かっていなかったがとりあえず大丈夫ですと答えるしかなかった。
「君がれいじくんだね?」
男性は少年の名前を突然訪ねてきた。なんで自分の名前を知っているのか疑問に思ったが、ここで聞く勇気がなかったのでただ「はい」と答えるしかできなかった。
「は、はい」
「私の名前は八鍵圭介という。神咲奏斗、君のお父さんとは幼馴染でね。仕事の同僚でもあったんだよ」
最初奏斗という言葉を聞いて誰と思ったが、自分の父親だということをすぐに思い出したが自分の父親の知人と初めてあったことに驚いてしまい何故か涙が頬を伝った。自分の家族のことを深く話そうとしない近所の人や警察の人の冷たい対応より暖かく自分の父親の情報をやっと手に入れられた嬉しさからなのか家族の死に関して何か知っている人なのではないかという期待感からなのか今までためてきていた悲しみがどっと押し寄せてきた。
「君のお父さんと私はね、IT会社の社員として働く反面、もうひとつの仕事をしていてね。君が今まで疑問に思ってきた家族の死もこれに関係することなんだよ。だから君をここに呼んだのはその真実を君に教えようと思ってね」
「君は聞く勇気があるかい?もし聞く勇気があるのであれば辛いことかもしれないが現実を受け入れてもらいたい。それでも聞く勇気があるかな?」
「僕は知りたいです。自分の家族が死んだ原因を、僕だけが生き残った原因を!
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「つまり圭介さんはこの世界の闇について調査しているということですか?」
「簡単に言っちゃえばそうなるね。ただ闇というより常識的な力ではなく君がさっき見たように『特異能力』というものを使わないと倒せない怪異や現象を神秘を追求していくと言った方が正確だね」
「僕には全くわからないけどお姉ちゃんや父さん母さんはその現象みたいなのに殺されたということですか?」
「結果はそうだね。そこで君に2つの選択肢を上げたい。1つはこのままここであったことは他言無用で一般市民として生活する。2つは君には父親譲りからだけではなく君の家族を殺した『現象の力』が宿っている。だからその力を駆使して地球の神秘を追求していくか。もちろん今日から君の生活はどちらを取っても保証しよう。君の身元は私が預かるように国に申請を出してあるからね」
少年は迷わずに2つ目を取った。なぜなら自分の家族を壊滅させたその現象を知りたいから。それを知って初めて家族のことを忘れて生活できると思ったから。
「僕の身元を預かるってどういうことですか?」
「簡単さ。君を養子に取るということだよ。れいじくんは今日から八鍵零蒔だ。君の二歳年下の娘がいるがこれから宜しくね」
唐突すぎて思考が追いついてない少年であったがここは不安定な生活を送るよりいいと思ったからやむを得ず承諾した。
10年後に異世界に勇者として召喚されるクラスメイト巻き込まれてしまうことを知らない無垢な子供の悲しい物語の幕がもう上がっていることを誰も知らない。
これからはこちらの方にアドバイスやご指摘等を教えてもらえると嬉しいです!
https://mobile.twitter.com/writestorytelle (私情により鍵垢にさせてもらっています。手間をかけさせてしまい申し訳ありません)
1ヶ月ほど小説を読み直して誤字脱字を無くしていこうと思っています‼
まだまだ続きますが、一年間ありがとうございました!




