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最強魔術師が魔法世界で無双する?!  作者: 金糸雀
二章 シッカ王国からの旅立ち
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火山の巣窟 part1


火竜の巣窟に向かうと言ってもバルティアン火山に向かう準備をしないといけないらしいのだが、俺の場合は創造魔法があればなんでも作れるから準備など要らないんだよね…


「はぁ、とにかく地図でも買って向かうとするか…」


『奇妙な雑貨屋』

見た目が某遊園地のお化け屋敷のような風貌をしている建物に一際目立つ形で看板が掛けられていた


「……道行く人に地図が売ってるところを聞いたら、不思議な店に来てしまった。ほんとに大丈夫なのかな?夢の国に招待されないよね。不安になってきたよ」


ガチャ…「いらっしゃい!」


店の中に入ると室内なのに全身黒いコートを纏いサングラスを掛けた男が明るく挨拶してきた。

なんだよあの格好、怪しすぎるわ!

店名の奇妙は店員にあるんじゃないか?

店の中は外見の怪しさとは違って明るく品出しされているものはザ・雑貨屋って感じの日常生活には必要あるのか?という品だったり、逆に必要な品も置いてあり、品質も良さそうなものばかり置いてある。外装とのギャップがあって実に興味深い。


「兄ちゃん!この店になんようだい?見たところ冒険者って感じはするが駆け出しだろ?」


ここの場所を教えてもらう時、ここの利用者は大体冒険者が使うって聞いてたからこの人が俺のことを冒険者と認識するのは容易だろうな。それに、俺はこの鏡月を腰に指してるから騎士という格好をしてない点を持ち合わせれば簡単に分かるか。


「昨日、冒険者登録したばっかりでして、依頼をこなすには地理を理解して行かないといけないからね」


「へぇ、ちゃんとしてんだな!最近の冒険者は自分が強いとか驕ってる奴らばかりだから、お前みたいな奴は俺は好きだぜ!なぁ、ちなみにお前さんは、ランク何からやるんだ?」

「あ〜待て待て。俺が当ててやろう。兄ちゃんのような冒険者はCなんかには収まらないだろう。だから...ここはAでどうだ?」


Aか、Cではなくもっと上であるという予想はあっていたけど、違ってたな...俺の見た目が弱そうだからだろうが、ちょっと萎えてしまう。冒険者ギルドの試験って統一性無さすぎだろ。例外を産出しやすいようなら制度を変えればいいのに。


零蒔が自らの容姿に落胆しながら店員に自分の身分を示すプレートを見せた。


「これが俺のランクだよ」


「ちっ、外したか!それは本物だろうな?」


俺がもちろんと告げるとその男が

「そんなに若いのにSSとはやるじゃねぇか!俺の名はミストって言う。ここの店主だ。よろしくな!」

と今更ながら自己紹介をしてきた。


「俺はレイジって言うけどあまり周りには言いふらさないでくれないか?目立ちたくないのでね」


「俺は個人情報を漏らすような馬鹿な野郎ではないんでね、安心しとけって」


自己紹介なんかしてる場合じゃないな。早く本題に入らないと


「それならありがたい。ここにバルティアン火山周辺の地図が売ってるって聞いたから来たんだけどあるか?」


「あの火山に行くのか?それは依頼でだよな?そうだなぁ、初心者向けの地図だとバルティアン火山を中心とした周辺の森の地図になってるから安いんだけどバルティアン火山の地図だと少し値が張るけど構わないか?んじゃ少し待っててくれ」


俺が値段は気にしないでくれと言うと店主のミストがさっきまで棚をいじっていた手を止め、店の奥に入っていった。


地図の用途って言うか地図に書かれてる内容によって値段が変わるのか。

今更だけどこの店主は俺についてあまり追求はしてこないんだね。まぁ、それはありがたい事なんだけど…今まで会ってきたある意味濃い人たちはみんな俺の実力についてとか内情について掘り下げようとして来たから逆に変な反応をしてしまった。


「あったあった!これがバルティアン火山の地図だ。あと一応そこまでの安全な道のりが書かれてる地図も同伴されているから余分に地図を買わなくていいぞ?」


そんな便利な仕組みになってんのか。これで準備は出来たかな。


「ミストさんお代は?」


「値段は..銀貨四枚だ」


フツーの値段だな。ミストさんを疑ってないといえば嘘になるけど、商人はよく定価の倍以上の金を要求するって聞いてたけど、ミストさんが要求してきたのは至って普通の値段だな。


「あ、もしかしてと俺が値段を嘘ついてるって思ってんのか?」


「あ、いやそういう事じゃないんだが」

やべ、顔に出てたか?


「気にすんな。悪商人とかは嘘の値段を言ったりするが、王都でそんなことするのはほとんどいねぇよ」


「そうなのか?貴族御用達の商会とか一般人に対してしてそうだけどな」


「はは!確かに嘘の値段を言ったりする商人はいないが買い手がただの一般人かそうでないかによって提示する値段が変えるヤツはいるさ」


?どういうこと?俗に言う身分差別的な感じか?


「レイジの考えてる事は差別ってことだろ?そこはあんまり関係ないんだよ。大体嘘の値段を言うようなところは大きな商会くらいしかない。大商会に買いに来るほとんどの人間が物品の売価も理解してれば、値切りをよく知ってる奴らくらいしか来ないからな」


「だから差別とかは関係ないということか。ほい、銀貨四枚だ」


「そういう事だ。まいど!だからレイジも大商会に行くなら気をつけろよ?」


零蒔はミストに銀貨を渡すとミストが煽り笑顔で注意してきた。悪い人ではないというのを零蒔は今の会話で理解した。


「んじゃ、レイジ気をつけろよ!」


ーー日が横に傾きかけてきた時(正午過ぎ)

ふぅ、やっとこの王都の門を抜けられたぜ!

確か、こっからバルティアン火山まで歩いても片道7時間はかかるって門番のおっちゃんに聞いたし、今日は途中で野宿になるかな?

そう言えば俺もこっちに来て分かったんだけど、お金の単位は確かにバリスなんだけど、一般的に言われているのは銀貨二枚や銅貨三枚みたいな感じで言われているらしい。

何故かは分からんがバリスで物品の売買を行うところはほとんどないことがわかった。俺としてはバリスより銀貨〜枚で扱われる方がお金を出しやすくて助かる。


さて、今俺がいる場所は門から出て500mくらい進んだところにある林の中に入ってきている。

何故かって?いくら片道7時間掛かるからって流石に歩いていくのは足が終わるからなんか馬でも作ろうかと思ったからだ!


創造魔法

生物創造『動物創造イリシェン・イーブル

唱えてみたは言いものの何を生み出すかなんて決めていないんだよね。

うぅ〜んどうしよう?乗るなら馬だよね。でも馬だとなんか面白みにかけると言うか...馬、馬車.....馬車だ!馬車を作れば良いんだよ!

人を載せるような荷台?を引けるほどの強靭な馬を作らないとな。

馬か…まぁ適当に作るか。


お?馬車に使えそうな馬を思い浮かべたら選択肢がずらっと出た。この中から選択していく感じかな?

う〜ん、お、この馬なんかカッコイイんじゃねぇか?これにしてと、

今度は名前を決めろか…名前?ネーミングセンスの欠片もない俺がどうしろと?アニメで見た簡単な名前で呼びやすい名前だとしたら…ホークで良いかな?何で鳥の名前だ?まぁいいか。

ホークにしたらオスになるのか。メスにはいなさそうな名前だもんな


名前:ホーク

性別:雄 種族:狼


HP:???

俊敏:???

魔力:???


スキル


適正属性



これは凄い。人間のステータスとは違う表記になってるんだな。

確か俺を含みこの世界の人間というもののステータスにある『攻撃』という欄はほぼ関係の無いと本に書かれていた。

実際『攻撃』というのはその人の体格を表しているようなもので攻撃値が少ないからと言って魔法や剣などに深く影響を与えるものではないという。

例えば、攻撃が100の人と1000の人がいるとする。

魔法を鍛えに鍛えた人が前者、生まれながら数値が高いことに驕り怠けた人が後者だとする。

この時同じ魔法で勝負すると、必ず前者の方が魔力による破壊力が大きいということ。

言わば、攻撃値が強くても弱くても自身の矛をしっかりと鍛えていればいいと言うことらしい。

もちろん、攻撃値が本来の魔法の威力に少しボーナスポイントととして上乗せするけど対して差はない。


そんなことより、まずは狼についてだな。話を戻そうか。

ん?狼?何で馬を思い浮かべたら狼になるの?ていうかさっきの狼だったの?!どう見ても馬だったよ?

適正属性ということは火、水、土、風、雷はあるがほかの属性はない。

スキルはあれか、強化魔法だったり魔法が使えるというのだから人化というスキルも使えるという感じだね。能力は体力と俊敏が高いほうがいいだろうけど、魔力はそんなに多くなくていいよね。


名前:ホーク

性別:雄 種族:狼


HP:2000

俊敏:3400

魔力:800


スキル

人化

言語理解

索敵 Lv.Max

身体強化

念話 Lv.Max

雷歩 Lv.Max


適正属性

風属性、雷属性


これでいいかな?

言語理解に関しては人間の声のとか分かってくれていないときついしな。

索敵は出来るだけ行動する時とかは敵を避けて動きたいし、敵がわかっていたらこっちの対応が遅れることもないから付けてみた。

あ、帝都の訓練で何度も剣を振らされたけどスキルの欄に剣術というのが無かったからスキル自体で剣術というのはないのかも。今だって剣術を付けようと思ったら創造魔法のくせに弾かれたから。


そしてもう1回唱えると…

生物創造『動物創造イリシェン・イーブル


零蒔が魔法を唱えると、零蒔の前に魔法陣が描かれた。アニメとかで見るような魔法陣が輝き始めると魔法陣を中心としてその場周辺を光で包み込んだ。


やがて光が徐々に弱まり魔法陣の輝きも消え、魔法陣すら無くなった。

零蒔はゆっくりと目を開けると目の前に馬が一匹いた。

全身黒みがかった茶色の毛で覆われ、スマートな体型の馬が出てきた。

(まぁ、自分で作ったから出てきたというより生まれたの方が正しいかな?それに足の筋肉はやばいな。ほんとにダメなものを生み出しちゃったかな?)

零蒔が生み出した馬はスマートな体型でありながら、足の筋肉がその馬の足の速さを物語っているほど筋肉がある。

零蒔はあんな筋肉を持ってる馬なんて競馬に使われる馬でさえ足りないんじゃないかととんでもないものを作ってしまったと感じていた。


「君はホークでいいのかな?合っているなら人の姿になってほしいんだけど...」


「了解した、マスター。それよりマスター、さっきから私のことを馬と呼ぶのはやめて欲しい。

私は馬の姿に似ているが列記とした狼だ」


ホークは狼の姿から人間の姿に戻りながら、零蒔に馬ではなく狼だと否定した。

ホークは人の姿になると裸になっていた。


人の心を勝手に読むな!

いや、なんで裸?男の裸を見るほど不潔極まりないことはないぞ?


「ホーク、とりあえずこれを着てくれ。今速攻で魔法で作ったものだ。材質とかはあんまり気にすんな」


「マスター、ありがとうございます。それよりマスター、私のステータスをもう1回見てほしいのです」


ん?ステータスをか?

(鑑定)

名前

性別:雄 種族:神狼フェンリル


HP:2000

俊敏:3400

魔力:800


スキル

人化

言語理解

索敵 Lv.Max

身体強化

念話 Lv.Max

雷歩 Lv.Max


適正属性

風属性、雷属性


種族の所が書き換えられてる?何でだ?

『マスター、それが私の本当の種族だ。種族と括っていいのかわからんがとにかくそう人々に呼ばれている』

うわっ!いきなり話しかけてくんなよ。普通にびっくりしたわ!

んじゃ、ホークって名前変えるか。神獣でフェンリルならフェンって名前はどうだ?いちいち名前考えるのめんどくさいし。

『マスター、名前など変えてもらわなくても。ですがマスターがそうしたいのであればフェンでも構いません』

名前:フェン

性別:雄 種族:狼


HP:2000

俊敏:3400

魔力:800


スキル

人化

言語理解

索敵 Lv.Max

身体強化

念話 Lv.Max

雷歩 Lv.Max


適正属性

風属性、雷属性


これでいいかな?


「そしたらフェン、これからは拠点を転々としながら生活していく。それに当たっての移動手段としてお前を使うけど構わないな?「了解です」...そしたら俺がお前の上に跨ってもいいんだけど、荷物とかもある時はあるだろうから荷馬車みたいな感じにしたんだよ。それがあってもしっかりと移動出来るか?」


「マスターの頼みであれば。それに、そのくらい私は余裕だ!」


フェンリルの承諾も得たし、さっさと荷馬車造りでも始めますか。


「フェンは少しの間休んでてもらっていいぞ」


フェンリルは獣の姿に戻ると足と顔を近づけ、丸まりながら寝始めた。

零蒔はそれを確認すると物質創造の魔法を起動し始めた


荷馬車と言うとこれも良いけど、ここは華美な物じゃなくても良いよね。


夜とか野宿することが多くなりそうだから、心地よく寝れるスペースを確保して、荷物も置けるようにしておきたいな。

後は、ソファーとかいいんじゃないか?フェンリルなら知性があるだろうから、手網を引かなくとも大丈夫だろう。



「おい、フェン!とりあえず作ってみたんだけどこれを引けるか?」


零蒔が魔法によって作ったのは車輪が鉄とゴムで出来た車のようなタイヤが4肢についていてその上に見た目は木で出来ていると見える実際は木より強固で強風や強い衝撃、火や雷などの魔法にも強い結界魔法がかけられている断熱材入の荷物置きとなっている。

縦4mで横幅が2m、荷物置きの地面から天井まで2m位となっている。


「マスター、これくらいであれば余裕だ!」


「野宿する時、フェンは外で寝てしまうことになるが構わないか?」


零蒔は馬車を造り終えて気づいたのが零蒔が寝れるスペースしか考えていなく、フェンリルの寝る場所がないという事だ


「はい、私は本来獣の身なのでそういう乗り物の中で寝るというのが違和感を感じてしまうので外で構わない。それに私が見張りとしていれば、マスターも安心して寝れるだろうしな」


「とりあえずこの寝る場所には空調を管理できるようにしといて「機能転載プログラム」...フェンはこの世界の地理について理解してあるのか?」


俺が創造したとはいえ、フェンが地理を理解出来ていなければ意味がない。

本来フェンには言い方が悪いが移動用の馬としての役割を担ってもらうために創造して作ったものだからな。


「安心してくれ!ここの地理や世界のことであれば大体は理解しているはずだ。理由は分からんが頭に入ってる感じがするんだ。ここもなんか見たことあるような風景だなっと思ったんだ」


フェンの記憶の中に刷り込まれている記憶に関しては恐らく、神様の仕業と考えていいかな?俺の魔法は本来、それぞれの神が使える魔法の集大成のようなものと考えると、どこかの神が残した風景の記憶が魔法によって生み出された生物に影響を与えることは可能という答えになるはずだ。


「じゃあフェン!とりあえずバルティアン火山までの地図とバルティアン火山の地図は買ってみたからそれは渡すから近くまで来たら教えてくれ」


零蒔がフェンリルに伝えるとフェンリルは小さく頷き地図を確認して、零蒔が荷馬車の乗り込むのを確認してからバルティアン火山の所に馬車を引き始めた


「さぁ、その火山とやらにどんな強い魔物がいるか楽しみだな!」

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