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最強魔術師が魔法世界で無双する?!  作者: 金糸雀
一章 テルミニア帝国で英雄譚の始まり
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パート7

 今俺は迷宮内にいる。潜ってからすでに20分以上経っている。もちろん迷宮内には魔物が付き物だと思う。

 だけど、これは多すぎやしないか?

 まぁ多いに越したわけではないが、問題は他にある。

 それは俺だけ何故か取り残されているぼっち感があるのだ。


 ーーー大体20分程前


「ヘェ〜ここが迷宮かぁ。なんか零蒔くんが見ていたアニメにも出て来ていたけど、なんか殺風景としてるね」


 春が呟いた通りいつも見ているアニメには確かに迷宮など異世界が舞台になっているものなんだが、ここほど殺伐としていない 。

 だってそこら中に血がベシャッてこびりついているのがわかるからだ。そして臭い。血の匂いがやばい。


 迷宮とはダンジョンである。

 ダンジョンは生きている。

 ーー迷宮は一般に魔物を生み出すための魔物と言われている。

 建物のように見えているのは迷宮という魔物が擬態しているらしいのが、実際にその建物に入っても喰われることがない。

 その建物、つまり迷宮は魔物を狩るなどを仕事としている冒険者を誘うためにいると言われている。

 冒険者という仕事が確立して来た時代からこの迷宮というものが世間で知られるようになった。

 ここで冒険者を魚、迷宮を釣り人、魔物を餌として考えてくれ。

 迷宮は冒険者という魚を迷宮が作り出す魔物、つまり餌を使ってさそいだす。


 余談だが、冒険者というのは狩った魔物の回収品で金を稼いだり、依頼をこなすことで儲けを得ることができる仕事人を指す。貴族からは傭兵とも呼ばれている。


 話を戻して、冒険者というのは危険だと知っていてもそこに宝があるなら手をつける他ないとその手に乗ってしまう。

 乗って来た魚が餌にうまく引っ掛かれば、その迷宮はより強い魔素を取り込むことができ、より強い魔物を生み出すことができる。

 逆に餌を持ってかれた場合、そこは攻略しやすい迷宮になってしまう。


 迷宮は、忍び込んで来た魚の血肉を栄養源としていることが今ラビアでわかっている研究結果だ。

 迷宮に入ってきた冒険者が迷宮内で死んだ場合、その者が持っていた生命力及び、魔力を糧として新たな魔物を作り出す。

 死者が生前に持っていた生命力及び魔力を生魔力という。

 迷宮は別に生魔力を吸う必要がないのだが、迷宮も生命体故により強くあろうとするため、死人から生魔力を奪い取る。


 未だに迷宮というのが謎が多く、迷宮についてなにか分かったことがあれば、迷宮を所持する国から栄誉が与えられる。


「…いじくん!零蒔くん!」


「ん?どうしたんだそんな大きい声を出して」


 自身で迷宮について調べたことを思い出していると、春が声を張り上げて俺を呼んでいた。

 俺は何故か地面で寝ていて驚いたが俺の腹の上にまたがるように乗っている春が抱きついていることにもっと驚いた


「で、なんでこうなっているのか説明してもらってもいいか、琴音?」


 抱きついている春をそのまま抱きつかせておいて無理に起き上がった後、口をわなわなしていた琴音に俺が寝ていた理由を聞いた。


「え!私?ま、まぁいいけどさ、あの扉をあけて入って来たということは覚えてるよね?」


 扉?とび、扉……あ、あれね。迷宮に入るときにあった扉のことか


「扉なら覚えてるけどそこからは覚えてないんだよ」


 扉をあけて周りが感嘆としているときに迷宮について思い出していたから、その後のことは何にも思い出せん。


「潜ってすぐに魔物が襲って来たのよ。それでも私たちはなんとか避けれたけど、零蒔がなんか考え事をしていてそのまま魔物に襲われてたのよ」


 あぁ、つまりは俺が周りに気づかずに思い出していたらカスい魔物にやられたってことだね。

 ダサい、ダサすぎる。


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