目的が果たせそうです
食事の用意されている部屋に行くとすでに俺と春以外は着席していた。
いや、なんでだよ!なんなのお前ら、なんか俺が遅れたみたいじゃん!みんな早すぎだろそんな腹減ってたのか?
まぁ席は変わんないんだな。
今日のご飯は牛肉のステーキしかわからねぇ。
ー割愛ー
「この俺に話がしたいこととは何かね?レイジくんよ」
ご飯を食い終わった後俺が来たのは、テルミニア帝国皇帝であるガウルのいる謁見の間だ。俺がここに来た理由?そんなの先の戦いで得たおかげで時間をくれたのだからな。
ダンさん感謝するぜ!
「いえ、確認しておきたいことがあるのですがその前に、要求をさせてもらってもいいですか?」
「構わん!」
「では、この国にある図書館にある書物の閲覧権をいただきたいと思っています」
周りは、「貴様、無礼だぞ!おまけの分際でぬくぬくと要求しおって調子にのるな!」とかいっていた。知らんけどテンプレみたいなキレ方だね。
「黙っておれ!!!何故そのような権利が欲しいのか教えてくれないか?実際、権利などなくても自由に閲覧できるのだぞ?」
やはりそう来たか、だいたい予想はしてたがそこまで隠したいものなのかその書物とやらは?
それとも単に俺が何をするのか分かっていないのか?
「いえ、俺が欲しいのは、最重要書物の閲覧権です。ガウル国王、あなたならわかりますよね?それとも、何か見せられない理由でも?」
「貴様、最重要書物とは、国の宝だぞ。それを見せてくれだと⁈ふざけてるのか!」
「黙れといっておるだろ!静かにしとれ!それ以上口を挟むなら出ていってもらうぞ?」
「す、すみません!」
弱ッ!!!いやこっちを睨んでも…怖いよ。
「何故その書物を読みたいのか聞かせてもらおうか。その者がいったように国の宝に等しいのだ。いくら勇者のご友人であっても簡単に許しを出すことはできぬ」
「そうですね。それは、先ほどの確認ということについてですが、今回俺らを召喚した理由は、本当に“魔王を倒せ”なのか?ということについてです」
「………」
「だんまりですか。まぁわかってたんですけどね」
「今なんといった?知っておったのかほんとは、違うと…あ、貴様かけたな?」
「はい、まぁそんなことはどうでもいいんですよ。俺は、召喚される時ラクフィと名乗る神に会って来たんでその時に知った。それとこの際あんたに対して俺は敬語は使わなくていいよな。
細かいことは、後日でってことで、何故あんた達が、俺に嘘をついたか教えて欲しい」
おぉ一気に周りからの殺気が強くなった。
そんなに皇帝に対してフランクな話し方はダメか?
敬えって言われても人攫いの張本人に対して何を敬えばいいのやら。
「ラクフィ様とお会いしていた者がいるとは思わなかったな。あぁ、すまなかった。
嘘をつく理由は、怖かったのだ断られるのが。お主達を見ていた限りレイジのいた世界ではないことなのだろう。だから断られるのが怖かったのだ」
ないこと…それはつまり魔法か。まぁたしかに知らなければ分からないんだから当たり前だな。
ガウルはラクフィと断言したか?
だとしたらおかしくないか?
「なぁ、じいさんよ。愁は、何があってもそれを引き受けていたと思うぜ。
何故って言われたらあいつはそういうやつだからな。理由はわかった。
だが最後に言わせてくれ、何故ありもしない送還魔法があると嘘をついた」
正確には創造魔法を使える俺を除いて送還魔法を作り出すことはほぼほぼ不可能だ。
まぁ作り出すことはな。
ダンさんの話によるとこの国の魔法水準は極めて高く大賢者と呼ばれる魔女がいるって聞いた。
その魔女すら送還魔法については言及することが出来なかった。それはなぜだ?その魔女は送還魔法を知っていて敢えて隠したのか?
魔女が嘘ついたって線が濃厚っぽいな。
「そ、それはすまない答えられない」
まぁ、あの時ないって言っていたのなら恐らく愁であっても参加するか分からなかったな。
あいつは確かに周りのことを過保護並みに構う変態だが、一番に考えているのはクラスの連中だからね。
あ、いや1番は里奈かもな。
「そうか、確認は終わった。で?閲覧権をくれるのか?くれないのか?どっち?」
「欲しい理由とは、探すのだな?送還魔法の手がかりを。なら良い、自由に使え。
だが、あれらを読み解くことは我々にはできなかった、死力を尽くしてもな。それでもいいのか?」
「構わない。ありがとな、じいさん」
探す探さない関しては言及しないが少なくともこの世界では価値に対して暗示がかけられているようにしか思えないな。
敢えて分からないようにしたの知らないが、少なくとも意図的に「神」という認識を阻害している。
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「おい、レイジ!何に使うんだ?書物を」
「情報を得るためだよ。後明日から訓練には、参加しないから、すまんな」
「情報なら全体で行われる授業で知ることができるんだがな。訓練には参加してもらうぞ。もっと経験が必要なんだから」
「俺は、あんたに勝ったんだ。あんたが口出しできるわけがないだろう?
それに俺は、巻き込まれた者だ。元より魔王なんて興味ねぇよ」
「討伐なんて興味ないとかこの世界のことをどう思ってんだよ。
はぁ仕方ない貴様に負けた俺が、俺の訓練を受けてもらうとか気持ち悪いしな。認めるよ。
だが、週に一度は参加すること、いいな」
「おう!任せとけ」
ふぅ〜、やっとお家に着いた。寝れるぞ!
「あ、帰って来ましたね、レイジ様。どこにいらしたんですか?ご飯を食べ終わった後勇者様とは、違う方へ行かれたので気になったんですよ!」
そうだった。ここ皇女様の部屋だった。完全に忘れてたよ。王様にあってたとか言わなくてもいいよね?
「お父様の所に行かれたのですか?どうしてですか?お父様とどんなお話をしたんですか?」
あっれぇー?なんでわかったの?エスパー ?俺声に出してないよね?そうだよね⁈
3月16日に次話投稿しようと思います




