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プロローグ
千年前
世界には人と龍が平和を形成し平穏に過ごしていた。しかし、平和はいつも唐突に壊れ出す。たちまち世界全土は乱戦の渦に巻き込まれた。
乱戦の名を人龍戦争
人龍戦争は二十年間続いた。
人間は戦いの中で人体強化という名目で人体実験を繰り返し脳の最深部にある超魔能力を開拓し勝利を納めた。
戦争の引き金となった龍は七賢者により亜空間に追いやられた。
龍は、亜空間に追いやられる直前、こう言い放った。
「我ハ後ノ世ニ蘇ル」
と
それから九百八十年の時が経ち
法が制定され法の下
ゲートの開拓は禁忌の術となりゲートマスター(能力者)は減少していった。人と龍は大きな戦いは無く共存し世界に生きていた。
だが
世界はまた動乱の時代へと堕ちて入った