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縄と魔法と脱獄と

今回は短いです

()っ!」


二人はロープで手足を縛られ、地べたが冷たい鉄の牢獄に放りこまれた。


「そこでおとなしくしてるんだな」


無表情で、そして無慈悲な言葉で吐き捨てるかのようにそういった。

男は、そう言ってツカツカと足早に去っていった。


「くそっ、なんなのあいつら!」


凛は悔しそうにそう言いながら、手に力を入れてロープを無理やり切ろうとしていた。


「我が手に火の刻印を! フリームタッチ!」


中指でギリギリ触れたロープが、じわじわと焼き切れていく。ブチッという音を立て、ロープが完全に切れた。


空姫は力を入れて、拘束の効果をなくしたロープをほどく。自由になった手を使い、ポーチからナイフを取り出して足のロープを切った。


次に、凛のロープを解くためにナイフで手足のロープを切る。


「さあて、私たちをこんなことにしてくれてどう料理してあげようかしら?」


その言葉には、先ほどよりもさらに大きな怒りが込められていた。


空姫は正面に立ちふさがる鉄格子を破るために、詠唱を開始する。


「空気と交わりて 破裂せよ エクスプロージョン!」


エクスプロージョンは本来、指定した場所を中心に数十メートルの爆発を起こす魔法だが、今回は魔力をかなり制御し、

そして空姫から見て前方にしか爆発が及ばないように魔力を精密に紡いだ。そのおかげで、音もあまりせず、鉄格子だけが壊れた。


「さあ行くわよ凛。こいつら守者の訓練所まで行ってリーダーみたいなやつに問い詰めてやるんだから!」


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