第一話 異世界ボディー領にて
⁇?「ムーア。私がボディー領領主として、統治するようになってからあまり作物が育たなくなっていると耳に挟んだのですが…本当なのでしょうか?」
ムーア「お言葉にして申し訳ございませんが、噂ではタン様が呪われているから作物の収穫が減って来ていると言われていますが、実際にはタン様のお父上ブイレン様の代から疫病や干ばつの影響で徐々に収穫量が減って来ています。」
タン「そうなのですか。今の所、私達が餓死するほど困っている状態ではありません。しかし、このまま行けばボディーに明るい未来はありません。なにか良き対策をしなければいけませんね。」
ムーア「レッグと共に前から話し合ってはいるのですが、なかなか良き案も出ず…お力になれず誠に申し訳ございません。」
タン「謝らないで下さい。ムーア、レッグにはいつも助けていただいて、とても感謝しています。私は、お二人みたいに学があるわけではありませんが、別の観点からこの問題を見ることができ、そこから解決につながる良い方法が思いつくかも知れません。なので3人で一度話し合いましょう。民のためにも頑張りましょう!」
ムーア「…タン様」
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太郎「すげー‼︎なんだぁ?ここはー!?」