創作が苦しくなったときの対処法
初めまして。もしくは、こんにちは。
呂彪 弥欷助です。
色んな場所に出没しているのですが、ポツポツと『書けない』と創作の苦しさを拝見することがあります。
私も気持ち的に書けない波があります。なので、感じることをエッセイという形で書いて、誰かの悩みが緩和すればいいなと思いまして。こうして書く次第です。
『書けない』と悩む方の中には、
「書かないといけないのに」
と言っている方がいらっしゃいました。
コンテストの締切りなのかもしれませんが、気持ちが落ち着いていないのであれは、また次の機会ではダメでしょうか?
『しなくてはいけない』と義務に感じているうちは、難しいのかもしれないな、と思うのです。
焦りがあると、厳しいかもしれないな、と思うのです。
仕事であれば、『しないといけません』。
でも、『いつかは仕事にしたい』と思っていても、今、仕事でないのなら、自分の気持ちの状態を大切にしてもいいと思うんです。
今は、まだ。
もしかしたら、『いつかは仕事に』なるための、準備の時間かもしれません。その準備、まだゆっくりしてみてもいいんじゃないかな、と思うのです。
また、中には『いつになったら書けるんだろう』と、辛い時間を何週間も、何ヶ月も耐えていらっしゃる方もいました。
書かなくては、はやくしなきゃ……辛いですね。
ただ、思い詰めれば思い詰めるほど、辛くなっていくだけだと思うのです。
逆に、そういう思いが消えたら、ふと『あ、書きたいな』と思えるのではないかな、と。
なので、この際。
ちょっと創作のことを、忘れてみませんか?
怖いかもしれないですけど、忘れようと思うほど離れてみたら、『あ、書きたいな』と思うかもしれないです。
人間、あまのじゃくなところがあるなーと私は思っているのです。無い物ねだりというか、離れると引き寄せたくなる心理というか。
いや、この際、本当にまったく別の趣味を見つけて、没頭しても人生変わって楽しいかもしれません。
人生変わる?
いや、人間って、そんなに没頭できるものになかなか出会えないようですよ。
物心ついたときから創作まっしぐらだった私には目から鱗だったのですが、リアルで何人かに言われたことがあります。
創作に没頭できていたって、そもそもが幸せだったのかもしれないですね。そう考えると、とてもラッキーだったのか? と、思えました。
実は、私……創作が辛くなって、できなくなって、何年も離れて、もう創作を一切しないと思っていたときがあります。
普通の生活だけをして、結婚もして、創作から離れ十年以上。
そう、十年以上経ったときのことです。
もう二度と創作をしないと思っていたのに、小説サイトに登録していました。完結していなかった小説を書き始めました。数ヶ月経って、イラストもまた描くようになっていました。
振り返れば、このサイトに登録して七年くらいが経っています。
私のことで、何も参考にならないかもしれないですが……また『書きたい』という衝動にかられたら、そのときにまた再開してもいいのではないでしょうか。焦らずに。
創作が辛いと書けなくなったときは、何か変化のときなのかもしれないですし。
『何をしてもいいんだ』と好きなことをして、新たな楽しみも発見して、人生の楽しみが増えるときかもしれません。
人生の、新たな道が開こうとしているときかもしれません。
苦しみから逃げるのではなく、『本当に創作が好きなのか』と試してみてもいいんじゃないかなと思うのです。
それだけ、苦しく、悩んでいることです。
いつか、心の奥底からまた求めるときが、きっと来ます。
また、いつかタイミングが巡ってくると思います。不思議なことに、タイミングではないときは離れても、タイミングがくれば戻ってくるものです。
もし、『書けない』と創作の苦しさを感じている方がいらっしゃり、このエッセイを読んで気持ちがすこしでも軽くなったらいいなと思い、書きました。
色んなことを知って、見て、感じれば視野が広がります。どうか、苦しみに閉じ込められずに、自由と可能性の広さを感じてみて下さい。
『創作が好きだ』と改めて感じることができれば、また『あ、書きたい』と漠然と思うかもしれません。
楽しく笑えること。
おいしいと食事をできること。
ぐっすりと眠れること。
ひとつでも欠けると、悩みのループにハマることが多いんじゃないかなーと個人的には思っています。
色々と言いましたが、創作が苦しくなったときには、まず三点を見直してみて下さい。
それでは、また、お会いできることを願って。