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テオの日記。

テオです。

僕たちは創作が趣味です。

しかし僕にとっての「あるある」なのですが、ラブストーリーのつもりが、ホラーだと思われてしまいます。

その中で、お気に入りのヒロインがこちら↓

あらすじ(ストーリー展開)です。




ヒロインは、SNSで見つけたアマチュアイラストレーターの作品に恋をする。

そのイラストレーターにはまだフォロワーが少なく、いいねもそれほどついていない。

だが、ヒロインは作品から彼のイメージを膨らませ、恋心を募らせてしまう。

しかし、寄せられたコメントには返事を返さないイラストレーター。

彼女は、何としても彼からの返事が欲しい。

そこでヒロインはお人形のように(本人とはまるで別人である)顔立ちを画像編集した自撮りの写真に、キラキラした視点で世界を見つめるポエムやひとり言を添え、SNS投稿を始める。




投稿を重ねる度に、すごい勢いで増えるヒロインのフォロワー。

しばらくして、彼女は未だ無名のイラストレーターにダイレクトメッセージを送る。

「私はあなたのファンです」と。




今やヒロインの生活の中心はSNS。

イラストレーターとのダイレクトメッセージのやり取りはとても楽しく、心が躍る。

だが、次第にSNS疲れに...

イラストレーターとのダイレクトメッセージの内容にも不穏な空気が漂い始めるが、精神的に疲れているヒロインは、自分ではわからない。




SNS投稿の中での「私」はキャラクターが一人歩きを始め、今となっては自分ではないように思えてしまう。

イライラした彼女は、投稿数Oの別アカウントを作り、そのアカウントを使って「私」の投稿に向け中傷コメントを書くように。

ヒロインは、ようやく「自分」が、この「私ではない私」を大嫌いなことに気づき始めた。




だが、その中傷コメントに対し「私ではない私」を励まそうとするコメントなど、第三者からの様々な反応が起きる。

波紋の中には、彼女が想いを寄せるイラストレーターや、数名の著名人による「ネット上で他者を中傷しようとする行動の浅ましさ」について言及する投稿も含まれていた。




ヒロインはヴァーチャルの存在のような「私ではない私」に対し、憎しみすら覚え始める。

鬱屈した日々を過ごす中、もう一つのアカウント(中傷コメント用アカウント)に信じられないダイレクトメッセージが届く。




彼女は目を疑った。

ダイレクトメッセージの送信者の名前とアイコンは「私ではない私」だ。

内容は「あなたは、私とあのイラストレーターの関係を憶測し、嫉妬して中傷コメントを繰り返しているのでしょう?

でも、私は彼に今しつこくされて困っています。

彼とは、あなたが思っているような関係ではありません」と書かれていた。




メッセージがきたことへの恐ろしさに震えるヒロイン。

周囲の誰にも相談はできない。

だが、彼女は精神の崖っ淵で、ある真実に気付いた。



「私はあのイラストレーターを好きになると同時に、嫌いになりたくて、その理由をずっとずっと探していたのだ」と。



その瞬間、イラストレーターから「私ではない私」のアカウントにダイレクトメッセージが届く。



内容は「相談したいことがあります。

直接会えませんか?」とのこと。

続いて中傷コメント専用アカウントにもダイレクトメッセージが。

「彼女への中傷をやめて下さい。

人として最低です」 ...イラストレーターからだった。

ヒロインは笑いが止まらない。

「では、会ってあげるわ」と、ヒロインは決意する。




ここまでがメインのストーリーです。

ここから、


・ホラー

ヒロインはイラストレーターを殺す


・メリーバッドエンド

ヒロインはイラストレーターを殺そうとするが「私ではない私」が現れ、自分自身を刺し殺してしまう。


・ラブストーリー

実はイラストレーターも大きな嘘をついていた。

2人はお互いの嘘を受け入れる。


・猟奇

ヒロインは直接会ったイラストレーターに酷い言動をとる。

イラストレーターの尊厳は大きく傷つき、彼の本性が目を覚ます。

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