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解離性障害体験記。

解離性(同一性)障害という病気があります。

どんな感じなんだろう?

という方のために、症状を少し綴ろうと思います。




すごく前の話なので、内容が少し前後するかもしれません。

あと私は物語をパッチワーク風に書くのが好きですので、

基本的に過去の記憶の端切れを繋ぎ合わせたかたちです。




ある夜のこと。




真っ暗闇の部屋の中で、突然自分の身体の感覚の違和感、顔立ちの違和感に気づきました。




ベッドもいつもよりすごく小さく感じます。




手で身体に触れると身長が高くてガリガリ(実際の私は155センチ・ややぽっちゃりです)

更に手で触ると顔立ちや骨格も変わっています。




信じられないくらい大量の汗をかいていて、

自分の声がビリビリと頭に響き、大勢の人たちに私の様子をじっと観察されているような気がして落ち着きません。




「何かが起きている」

ということはわかりました。




また、身体の性別は女性のはずなのに

不思議なことに、口をついて出てくる一人称は「俺」なんです。



(頭に浮かぶものも含めた)独り言にはひどく関西なまりがあり、自分でもびっくりするくらい乱暴な口調でした。




病院には実は若い頃通院していて、

途中からフェードアウトしていました。



その病院に再び電話した理由ですが、





激しい頭痛と意識の混乱。


そして私の声が、声変わりをしている男性のようにしゃがれ始めました。


もちろん、風邪ではありません。




そして異変の決定打ですが、朝一番に病院に電話し、時間が来たので電車に乗ろうと駅に向かいましたが、突然我に帰り...



切符の券売機の前に立つ自分の服装を見下ろし、驚愕しました。




非常に子供っぽくて、まるで「スーパーマリオのキノピオ」のよう。



しかも、知らない間に子供料金で切符を買っていたんです。

あまりにも驚いたため、携帯で病院に電話をかけました。



----



その頃の私には、癖がありました。



1人になると「私は誰?」

と自分に訊ねてしまうんです。




すると口が勝手に動いて


「私は...」


と、私ではない<他の名前>が返事をするようになりました。



次第に、私の中にいる<他の人たち>が私の代わりに人生を楽しむようになりました。




彼らは日々を泣き、笑い、また困難に対してどうしようもなく困惑し、しかし諦めずに人生に立ち向かっていきます。




その様子を、私は「後ろ」から静かに見つめるようになりました。




病院の先生は「ご家族に連絡していいですか?本当に、今の○○さんには入院が必要なんです」

と言い、続けてこう言いました。



「なによりも問題なのは、今の○○さんの状態に、ご家族が何の関心も持っていないことなんです」



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