決闘
「絶対殺してやる」
スーが舐めたような速さの剣を振ってきた。
「おぉ。これをよけれるとはやるな」
「あんな遅いのどうやって当たるんだよ」
「なんだとォァ」
スーが連続で剣を振ってくる。
あ、そうだスキルを忘れてた。
【魔剣召喚】発動しますか?
【発動】
発動を押した瞬間空から魔剣が降ってきた。 その魔剣は、スーの右頬をかすめながら俺の手に来た。
【名前】剣の名前を決めてください
剣の名前?思いつかない。ランスロット?いや、なんがダサい。あ、おまかせがある。おまかせにしよ
【おまかせ】
剣の名前は、フェルナンドになりました。
これからは、フェルナンドと思うだけで召喚されます。
「お前、魔剣を召喚できるのか?そのスキルを使えるものは、職業が勇者か、魔王のみのはず」
「スマンが。俺がその勇者なんだよ。」
「パチン」
気づくと目の前に校長のアスー校長がいた。
「君は本当に職業が勇者なのかい?入学試験の時は無職だ ったはず。そして職業が無職から変わる方法はない。
君は何をしたんだい?」
「何もしてませんよ」
スキル【現状打破】で勇者になったなんて言えるわけが無い。
「私に嘘はつけないよ?」