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異世界転生者を倒すが異世界人の定めです!

作者:三浦サイラス
エルナブリア王国には異世界転成者が溢れていた。

日本から異世界に転成する者達が異常に多すぎるのだ。
通称「神」が転成させる元地球人達はエルナブリア王国の者達では無い。
故に、その存在はエルナブリア王国に「副作用」を起こし「ダメージ」を与えてしまう。


まあ、ぶっちゃけて言うと転成者は周囲にいる者達を無能にして、転成者を褒めて褒めて仕方の無い者達に「変質」させてしまうのである。


ゴミをゴミ箱に放り込む、コップを使って水を飲む、椅子を使って座る、背筋を伸ばして歩く等々…………こんな当たり前の事で住民達は色めき立ち、彼を英雄とたたえる。

さらに、彼らはふざけた力(チート)で圧倒的な力を振りかざし「無意識に自ら生み出した魔物」を倒して、己の強さをワ誇示する。
その力は「神」にもらったもので、決して転成者自身の力では無いのだが…………うん。

・住民達の無能化
・転成者信奉による王政の弊害
・魔物の発生

そんな、異世界転成者による汚染が深刻になりつつあるエルナブリア王国。

ある日、シンカリア・ヨリナガ・レシュティールは「修学旅行」と称した「転成者殺害」の任務を無理矢理命じられる。


転成者達を殺してエルナブリアの平和を守れ、と。


転成者を殺す力を持つ魔道士シンカリアと、転成者以外にはめっぽう強い銃撃士サトリマックス。
神滅兵器と呼ばれる少女レスクラに、神の力を失ってしまったリィンリン。


彼女彼らは転成者から世界を守るため、転成者殺しを決行する!
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