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蛇の不敵な笑み

前回の戦闘シーンのことですが今回のことではないです。

「八神 蓮と申しましたね。本当にありがとうございます」


「いえ、一人の人間として当たり前のことをしたまでですから。」


どうしてこうなったのだろう。あの戦闘の次の日、ホームルームで放課後に先生のもとに呼び出された。行ってみると、「この後時間は大丈夫か」と聞かれたので「大丈夫です」と答えると連れ去られるように王宮、それも王女様のところに連れてこられた。


「しかし、調査団を送ったところ一人の学生それも、成績がそれほどよくない者がどうこうできることではなさそう。だったのですが。どうやったのでしょう。」


「さー、どうやったのでしょう。ただ黒ずくめの集団が弱かっただけでは。」


「それでは、同時刻聞こえていた連続して聞こえてきた爆発のような音はなんだったのでしょう」


「テロリストがやったのでは。」


「まぁ、そういうことにしておきましょう」


俺はその時王女の顔に蛇のようなものを幻視し身震いする。


「そういえば見たことない魔法属性を見たという噂を聞いたのですが、四つの魔法属性以外にも使えるのでしょうか」


両者の顔に貼り付けたような笑みがより一層深くなる。


「さぁ、噂ですので。少なくとも私は知りません。」


「そうですか、それでは謝礼金を」


「大丈夫です。先ほども言いましたが当たり前のことをしただけなので。」


それに一刻も早くこんな空気の悪い場所から立ち去りたい。


「それでは、お見…」


「お見送りも大丈夫です。殿下の手を煩わせるのは悪いので。それでは失礼いたします。」










外に出るともうかなり暗くなっていた。俺は数分歩くと家までの近道もといただの路地裏を通って行く。


「はぁ、今日はリアンカの魔法の練習に付き合う予定なんだけどこんなに遅くなってしまった。さらにこれからも時間がかかりそうなんだけど本当どうしてくれるんだかな。」


俺はそう言うと誰もいない後ろの空間に視線を向ける。少しすると、学校を襲ってきたような黒ずくめの人達が瞬間移動してきたかのように現れる。


「姿を消していたぞ。なぜばれた」


「知らねぇよ。お前がヘマしたんじゃねぇのか」


「てめぇらうるせぇ殺すぞ」


「す、すいません」


なんだこいつらお笑いでもしにきたのか。


「で、お前達は俺を襲いに来たということでいいよな」


俺がそう言うと黒ずくめ達は笑いはじめた。


「はぁ、面白いこと聞くなお前。これを見てわからないのか。このしょんべん臭ぇガキが」


男達は魔法を使って襲おうとしてきた。しかし、俺は準備していた水の刃を雨のように降らして切り裂いていく。この程度の腕で何をしに来たのだか。そう思っていると、一人、高速で接近してきている気配を感じる。俺は迎撃しようと構えるがそれは杞憂に終わる。


「おい小僧」


なぜならアロンに敵意がなかったからだ


「なんだ。」


「言い忘れていたからな。本当の敵を間違えるなよ」


「どういう、チぃ!」


そう言うとアロンは去って行った。なんだ敵は王女じゃないのか。何が言いたかったんだ。そもそもあいつは敵だった。存在だ。信用できるのか。そんな思考の渦に飲み込まれていく。そう言えば王女の顔どこかで見たことがあるような。多分前世だと思うんだが。まぁいいか。それに


「考えてもわからないものはわからないか」


俺はそう考え直すと歩き始める。


どうでもいい話ですが、王女とかって不敵な笑みを浮かべてるイメージなんですが皆さんはどうですか。


最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ読んでみた感想やポイント評価よろしくお願いします。批判や誤字報告もお待ちしております。ちなみに、してくれるとリンのモチベがかなり上がります。

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