旅立ち
すいません。今回短いです。次は長くする予定です。
娘が助かって本当によかった。しかし、あの八神 蓮と言う男の子が使っていた武器がちょっと不思議なのよね。監視の意味も含めて、ちょっと、無理矢理したけど。まぁ、リアンカがちょっと気になっている子というのもある。というより、そっちのほうが重要だわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八神 蓮についての日記
最初の数日は蓮は図書館によく行っていた。それ以外の時間は、掃除や水やり等たくさんお手伝いをしてくれた。正直良い子すぎてとても助かっている。
1ヵ月程たった。最近は図書館に行かずに家の書庫に籠っている。勉強熱心だなー。ちなみに、リアンカとは進展なし。仲はそれなりにいいのにな。
2ヵ月程たった。今度は自分の部屋に籠っている。何をしているのだろう。気になるけど、覗くのはさすがに、きがひけるのでやめておこう。ちなみにリアンカとの進展は相変わらずない。手伝いはいつもしてくれる良い子なのに…
もう、あれからかなりたった。最近は外に遊びに行くことが多くなった。手伝いはもう、手伝いという領域ではなくもう、主夫といってもいいレベル。蓮のご飯本当に美味しい。私、少しだけ自信が…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もう12才になった。魔法学園に通う時期だ。魔法学園から近くの一軒家を買って通わせることになったので寂しい。長い休みの日には帰ってくる予定だから大丈夫でしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5年たった。これまでこの世界の事を調べたり、魔法の事を調べたり、魔法の研究をしたりと大変だった。魔法を試したりもしたが独学だと難しい。まぁ、学生のレベルはある程度できていると思うからまぁ、いいか。
そうそう、この世界のことだが、どうやら前の世界とは違い人間の他にも似たような種族がいるらしい。例えば亜人や魔族などがいる。しかし、魔法は基本人間しか使えないので下等生物と罵っていたり、強い魔族等は魔物と言って恐れられているらしい。実際、言語を話さない想像どうりの魔物もいる。というより、そちらのほうが一般的に呼ばれている魔物だ。こういう情報から見て取れるように、関係が悪い。なので、小競り合いがちょくちょく起きているらしい。まぁ、基本魔族や亜人も普通に呼ばれているようだが。
ちなみに、人界には四つほど国があるらしい。今いる国ヴィズル。他には太陽の島、月の大陸、ヘブンシティという国がある。しかし、ヴィズル以外の国は小さく、三つの国を合わせても規模は全然違うらしい。
話は変わるが、この家、貴族の家だったらしい。部外者を簡単に養子にしてよかったのだろうか。いや、駄目だろ!助かっているからこっちは良いのだが…
そんなことより明日は魔法学園に入学する日だ。やはり、ワクワクする。ん、お前大人だろって。大人がワクワクして何が悪い。それに、今まで分からなかった魔法が習えるのだからワクワクするにきまってるだろ。
「にぃもう行くよ」
「わかった。今行く。」
荷物と制服の隠しポケットに護身用のナイフ等が入っているのを確認する。
「リアンカお待たせ。」
「それじゃ、お母さん行ってきます」
「リアンカ、行ってらっしゃい」
「マリアさん、いや、母さん、行ってきます。」
「っ!行ってらっしゃい蓮」
母さんは驚いた顔をしてから笑顔になって言う。らしくないことをしたな。まぁ、たまには良いか。
「ここが私達の新しい家か…」
「そうだな。」
やっと着いた。ん、道中の描写はって?ただ数時間馬車に乗って揺られてただけだぞ。そんなこと知りたいか。知りたくないよな。
「この家小さい…」
「あの家が大き過ぎただけだ。というか、そんな大きくても使わないだろ。」
そう、今まで住んでいた家は家というより別荘という感じだった。正直最初のほうは何度か迷った。
「まぁ…」
俺達はそんなどうでもいいような世間話をしながら部屋を見ていく一階、二階と見ていき最後に地下を見る。実はこの地下、俺が内緒で作った物だ。燃やされた家の地下にあった物が置いてある。ちなみに入り口は俺の部屋だ。さて、明日は早いしさっさと寝るか。寝支度も終わったから、リアンカに一声かけてから寝るか
「リアンカ、俺はもう寝るからな。明日早いんだからお前も寝ろよ。」
「わかってるよ。それじゃにぃおやすみ」
「おう、おやすみリアンカ。」
まぁ、寝る前に明日の準備をしなくてはいけないのだが… まず、授業で使う物。その次に制服。最後に地下から護身用の拳銃とナイフ。これでよし。さて、明日から楽しみだ。俺はワクワクしながら眠りについた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ読んでみた感想やポイント評価よろしくお願いします。批判や誤字報告もお待ちしております。