表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あまもり君の怠惰な異世界奇譚  作者: 夜のトビウオ
第一章 彼が見た世界
1/5

『予告』

初投稿作品です……。

至らないところばかりですが、お手柔らかに、お手柔らかによろしくお願いします……。

――この少年は異世界というものに憧れを抱いていた。


 そこでは中世風の建物が並び、様々な人や物が所狭しととひしめき合い、中には亜人や獣人と呼ばれる者たちやドラゴンといった空想上の生物もいたりなんかする、剣と魔法のファンタジー世界。彼は何度もその世界に思いを馳せ、頭の中で夢想した。


 そして何より少年が思い描く異世界には、彼が求める自由があった。スクールカーストやテストの成績、そんなものに一喜一憂することに飽き飽きしていた少年には、自分を抑圧することなく表現できる世界がとても眩しかった。


 異世界ならば無個性を絵にかいたような自分でも、何かしらの存在意義を見出せるのかもしれない。

 そんな風に考えるようになったのは一体いつ頃からだろうか。


 「異世界召喚」

 それが少年の持つ儚い願い。

 決して叶うはずのない泡沫の夢――



 しかし、



 神の悪戯か、それとも悪魔の奸計か、はたまた誰かの思惑なのか。 

 時が経ち、それは叶う。


 

 ――最悪の形で、はあるが。


 

 彼は想像していなかった。否、するはずもなかった。

 自分が憧れていた世界は、きっと自分にとって住み心地のいい優しい世界なのだと、そう信じていた。そう……決めつけていた。

 

 ましてや――、


 異世界にとって自分が排除すべき異物、「敵」だなんてこと――



 『怠惰だのぉ』



 失意の中、少年・雨守(あまもり)テルマは悪魔と出会う。


 そして始まる、あまもり少年の異世界奇譚。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ