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魔法作成完了。

切り時って難しいですよね

あれから数時間。

俺は今できる範囲で様々な事を試し研究した。

魔術エディットで、実際使うのができるのが3つまで

作ったものは保存できるらしいので今は使えない物も幾つか保存しスキルを閉じる。

視界は暗転し

実質そこまでたってないであろうフェアリーの魔防具屋に戻ってきた。

ティエラさん達はまだわいわいやってるし、ミーリアさんも下着を見繕ってる。

と、全員の意識が俺に向いてないのをいいことに作った魔法をちゃんと発動できるか試してみる。

俺の作った物に詠唱は必要ない。

出してすぐ戻せば大丈夫だろうとステータス画面を確認しつつ発動させた。


(‥…アロー)


頭に浮かべたのは魔力で出来た矢を実体化させる魔法

無属性の灰色の矢の形をしたものが手の上に現れる。

自分の周りに10本まで同時展開し敵と認識した者へと飛ばす組み合わせがしてあり。

削れる所は全て削ったので一本あたり消費は5の通常攻撃用だ。

ちなみに、それぞれの属性を付加することもできる。

そうした場合消費が跳ね上がるので魔力が少ない間は基本使わないようにする予定だ。

今回は追加効果をつけてない矢だけを出したのでステータス画面では魔力が245になっていた。

とりあえず実際使えるのは解ったので魔法をキャンセルし、途中だったスキルの方へ戻る。

スキル取得はポイントを触れば出来るらしいので

俺は画面をタッチしスキルの一覧を確認していく。


‥…‥…‥…‥…‥…‥…


一通り目を通して、チェックしていた幾つかを表示する。


名称      必要pt

鑑定【初】    5pt

探知【初】    5pt

魔力節約【初】 20pt

鑑定阻害【初】  5pt

並列思考   100pt

意志疎通    50pt


1番欲しいのは魔力節約だが、ポイントが足りない

今使えるのは10ptしかないので取得するとすれば鑑定、探知、鑑定阻害だろう。

暫くは、二人と行動を共にするのでこれは相談しよう。

そう考えて画面を閉じたときティエラさんから声がかかった。


「クロちゃんできたわよ!」


「出来たって‥…え?それって首飾り?」


ティエラさんが手に持っていたのは赤い宝石がつけられたネックレスだった。

服‥…というか、防具を作ってたんじゃなかったっけ?

首をかしげているとフェアリーさんが話しかけてくる。


「とりあえずさ、首に着けて装着って言ってみー」


変身して悪と戦うヒーローを思い出しつつ首に着けて言われた通り言う。


「装着‥…うぁっ?!」


一瞬光ったかと思うと次の瞬間には柔らかい‥…肌触りのいい感触があった。

恐る恐る目線を下げると黒と白が主体のゴシックロリータぽいスカートと服が見えた。

ってなんでゴスロリ?!


「全体像はこんな感じかな。」


ミーリアさんは姿見を持っていてくれて今の自分の姿を視認する。

長い漆黒の闇のような髪と、吸い込まれるような黒の眼差し

そして、幼い顔つきと冒険者の服には見えないゴスロリ‥…

何か異世界感が少ない仕上がりだ。


「それ、只の服に見えるけど、魔力で組み上げた唯一無二の魔防具‥…成長する防具なのよ!」


服が成長?!

なにそれ凄い!?


「それねーまだ試作中で、結構不安定なの。精神的に動揺したりすると形状が保てなくなるから、お代入らないよっ。その代わり定期的に通って使用感とか教えてね!」


フェアリーさんにそう言われ俺はゴスロリに抵抗感を少し持ちつつもありがたく頂くことにした。

そしてその後、適当に服をティエラさんチョイスで買ってもらい。

今日はここまでと言うことで、二人の止まっている宿屋へと向かった。


「つーかーれーたー‥…」


結構な距離(幼女基準)を歩いたのでもう限界だ。

途中でミーリアさんにおんぶされ部屋に着いたとたんにベッドへダイブ

直ぐに意識を手放しそうになるが二人に


「おやしゅみ‥…な‥…さ‥…ぃ‥…」


なんとか最後まで言い切り俺は意識を手放した。



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