スキルを確認するはずが。
改めてステータスを確認してみよう。
名前 クロ
種族 人 性別 女
職種 無職
能力値
体力 20
魔力 250
筋力 4
耐性 3
スキル
貧弱new 魔力の才能new 魔術エディットnew/gift
スキルポイント
10
自分のギルドカードで開いたスキルの欄は前確認できなかった3つがしっかり浮かんでいた。
これは触れることで詳しい情報がわかるのだという。
試しに貧弱に触れてみる。
貧弱 new
体力、筋力、耐性の低下。
魔力の上昇。
一定量の体力、筋力、耐性の数値で消失
名前からして
そこまで良くないのか?と思っていたが魔力は上がるらしく。
デメリットだけではないみたいだ。
次、魔力の才能
魔力の才能 new
魔力を自在に操作、感知、放出、行使する事ができる。
幅広い属性を高レベルまで使用可能
魔力にボーナスが付く。
類い稀なる才能の為、魔物から(性的に)狙われやすくなる。
良スキル!!
と、一瞬舞い上がったが最後の一文で考えを改める。
性的に狙われるってなに!?
どこまで狙われるのか解らないが、前科があるので十分注意が必要だ。
さて、気を取り直して‥…
最後、魔術エディットだ。
これがあんまり良く解らない
他のスキルと違い、newの後にgift‥…
贈り物?
とかかれている。
とりあえずこれも触れてみると‥…
【魔術エディットを発動しますか?】
【yes】【no】
説明文は現れず、確認画面が浮かび上がる。
なんだっけこういうの?
パッシブスキル?とアクティブスキル?の常時発動してる方じゃない奴だよね?
と、考えたものもここまでしか出てこなかった。
んーもっとゲーム色々やっとけばなぁー
後悔したものの、もう戻れないし戻る気もないので
とりあえず【yes】を押してみた。
するとどうだろう。
目の前は一瞬で様変わりし、なにもない真っ白な空間へと早変わり。
辺りを調べるためキョロキョロしてると目の前に光の球が現れた。
『魔術エディットの発動を確認。チュートリアルを始めます。』
どこから出たか解らないが機械質な音声が喋り始めた。
『この場所は現実とは違う精神世界です。ここで魔法の試し撃ち、効果の確認、魔法作成が可能となります。イメージをすることで的や背景、物を作る事が可能です。試しに背景を変えてください。』
聞く限りだと、訓練所的なところで新しい魔法を作る事のできる場所でいいのかな?
とりあえず声にしたがい、背景を変えてみることにした。
思い浮かべるのは最初の草原だ。
目をつぶり、頭の中でイメージを固める
細部まで出来上がると目を開けた。
するとそこには想像通りの草原が一面に広がり、俺はその中央で立ち尽くしている。
「ぉぉ‥…」
驚きが漏れでる。
そのまま俺はチュートリアルの球に質問してみた。
「魔法ってどうやって使うの?」
『魔法を作るか、既存の魔法を取得する事で使用可能です。』
「今すぐつくれるのー?」
『検索します、、、、魔法作成可能です。
エディット画面を開きますか?』
「お願い!!」
こうして俺はスキル確認もそこそこに魔法作成に取りかかった。
次回魔法作ります。