アラクネの糸。
1ヶ所修正致しました。8月28日
話が終わってもミーリアさん達は帰ってこなかった。
とりあえずは、いるなさんと行動を今後考えているので二人と別れるつもりだ。
今ならまだ、深く関係を持っていないのでいざって言うとき対処しやすい。
魔物であるいるなさんの正体がバレれば人である二人は多分襲ってくるだろう。
人ハ敵‥…
心の奥底に芽生えた何かが呟きかけてくる。
はいはい。静かにね
まだ、名前のないこの子
いずれはつけなきゃなと思いつつも今は先にやることがある。
「それで、どこ向かってるの?」
「ん、いいところだよ。」
俺は、いるなさんとあの店へと向かっていた。
ーーーーー
「なんでですか!」
町から外れた森の中。
クロ達が採取に向かっていた森とは真逆の位置にある森でティレアが叫んだ。
彼女に神託が降っていた。
その結果に納得がいかず問い詰めるが、神さまから言葉が返ってくることはなかった。
「ティレア‥…神託って」
「‥…」
ティレアは悲しそうな顔でミーリアへと抱きついた。
ーーーーー
「ここだよっ」
「え?何ここ?」
店の前についたので、目的地だと伝える。
明らかにそのピンクの外観に引いてらっしゃる。
「とりあえず、資金調達するよ。ここで」
「何か嫌な予感が‥…」
「大丈夫、大丈夫」
俺はいるなさんの背中を押して店へと入った。
「あら、こないだの子‥…と、アラクネ?」
店に入った途端
フェアリーの店長さんにいるなさんは正体がばれ
戦闘体勢をとる。
俺はそれをスルーして話を始めた。
「店長さん、転生者ですよね?」
「おや、ばれてた?」
「あ、そうなの?」
自分と同じ存在だと気づきいるなさんも戦闘体勢を解く
先に言いなさいよバカっ、と頭を軽く叩かれた。
うん。忘れてた。ごめんさい。
「で、お話なんですけど‥…糸買取りしてます?」
「‥…あぁ~、是非お願いしたいわ。」
店長さんは、いるなさんを一別するとすぐに買い取りの準備を始めた。
その間に、俺達は服でも探してましょう。
そう、伝えようとしたが
先にいるなさんが口を開いた。
「ねぇ、もしかして私の糸当てにしてる感じ」
「そうですよ?」
アラクネの糸って何か高そうなイメージない?
「い、嫌よ?」
「そんなこと言われても準備できたみたいだし‥…」
「え?」
「頑張って‥…」
いるなさんは店長に別室へと連れていかれた。
戻ってくるまでは時間がかかりそうだ。
それにしても流石異世界
フェアリーの小さい身体に引きずられる少女はここじゃないと見れないよ。
「ちょ、何で服脱がして‥…」
「いや、さ、触らないで?!」
待ってる間、聞こえてくるいるなさんの叫び声。
糸出すだけだよねー?
なんでそんな‥…
ーーーーー
採取が終わったのか店長さんが、いるなさんを引き連れ部屋から出てきた。
「はいこれ、代金。」
袋一杯に詰め込まれた銀貨
金貨で取引が一番店長からするとやりやすかったそうだが全部銀貨で貰った。
うん。町の中じゃ金貨って無縁だしね。
結構なお金持ちである。
「うぅ‥…」
結構疲労しているいるなさん
ナニをされたかは後で聞きましょう。
「それじゃあ、いるなさんの服でも見繕って帰りましょうか?」
このあと服を買い、店を出る。
また今度話しましょうねーと店長と話をし宿屋へと戻る最中
(ちょっといいかな?)
(?!)
突然、頭の中にミーリアさんの声が響き驚く。
何も答えられずわたわたしてると
(西門の先の森で待ってるから、連れの娘と一緒に来てもらえるかな?)
(あ、はい。)
(急いでね)
そういって声は聞こえなくなる。
「どうしたの?」
「ん。ちょっと用事ができました。一緒に来てください。」
「?解ったわ。」
俺達は宿屋から、西の森へと進路を変えた。
(シロ、探知よろしく。結構広め。あといつでもいけるように準備だけしておいて)
(はーい。)
西の森へと呼び出されたふたり、
そこで待つのは‥…




