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決着。 いるな視点

最初はクロ視点


ーーーー


↑で切り替わります

後日、時間があるときに修正するかも知れないです。


言葉を発した直後。

ごそっと、自分の中から何かが抜ける。

そのせいか、意識が朦朧とするが

何とか最後の力を振り絞りターゲットを決め、伝える。

あいつを殺せと‥…


ーーーーーー


私は後悔していた。

あいつ‥…あのゴブリンを現れたときに殺しておくべきだったのだ。

そして戦わせるべきではなかった

彼女‥…クロという規格外の転生者を‥…


クロが叫んだ直後、私の後悔の元凶であるそいつは現れた。

光を全て呑み込むような漆黒の姿

それは見たものに恐怖と絶望を与える。

真っ赤に染まった口内から見える白の牙

それは全てを切断して自らの血肉とするだろう。

しかし、その体には枷がある。

神の災いとなりうる為つけられた鎖グレイプニール。

この世界には存在しない神話の中の怪物

フェンリル。

たった一匹のゴブリンを殺すのには過剰戦力だ。

どうして解るのかは思い出したくない黒歴史

聞かないで


「な、なんだ。そいつは‥…」


ゴブリンの体は震えさっきまでの自信や傲りは一切無くなり

あるのは初めて感じるであろう死と絶望

ホントに敵対しなくて良かった。

多分私があの場で子供達をけしかけていたらこうなっていたのは私だったかもしれない。


「クロってば凄いもの呼んじゃいましたね?」


「そうね‥…って貴女が呼んだんでしょクロ?」


さっきまでとはちょっと違う雰囲気のクロ

何処か、幼い印象を受ける。

それが引っ掛かり、聞いてみた。


「貴女は誰?」


その問いかけにクロは首をかしげ、あーといって指を弾いた。

すると、綺麗な黒髪がまっさらな白髪へと変わる。

そして私に近づき


「私、シロって言います。クロの中にいるもう一人の人格です。よろしく?」


と笑顔で言われても

はいそうですか。と簡単に受け入れられない。


「私、クロ以外の人と初めて話すのでスッゴい緊張してます。えっと、いるなさん?」


見た感じ悪い子ではなさそうだが

二重人格なのだろうか?

詳しく知りたいといっても


「クロから聞いてくださいー」


で結局答えてはくれなかった。


「まず‥…かった。」


いつのまにか近くにいたフェンリルが喋った‥…

気がつけばゴブリンの姿はない。


「アレ?ゴブリンは?」


キョロキョロと辺りを見渡す、くr‥…じゃなくてシロ。

すると、ペッとフェンリルが吐き出したのはゴブリンの持っていた大剣


「今宵のご馳走‥…生きがいい。まだ、腹の中で暴れてる‥…」


「もしかして、丸呑み?」


「うむ。」


「お腹壊さない?」


「問題ない。」


シロが、ポンポンと頭を撫でつつフェンリルと会話している。

なんでそう簡単に‥…一様あの、神話の化物フェンリルだから?!

ヘラとかヨルムンガンドとかと兄弟だから‥…

そんな葛藤が表情に出ていたはずだが


「いるなさんも触る?」


「え、遠慮しとくわ‥…」


違うから!

撫でたいとかじゃないんだから!


「主人は?」


「あークロのこと?えっとね、魔力を全部使ったから、回復するまで休んでるよ?」


「そうか‥…命は、殺せとのことだったが、まだ、腹の中で生きてる。だがもうかえっていいか?」


「多分、大丈夫だよー」


「では、また呼んでくれ。」


そういってフェンリルは呆気なく姿を消した。


「あっ‥…」


「あっ、って?」


「な、何でもないわ」


「そうなの?」


こうして二人っきりでクロが回復するのを待つことになった。

それにしても、うちの子全部逃げたわね

近くに反応が殆どない。

イルナもあの、現れた時のプレッシャーで距離をおいている。

それが正しい。

でも、親を蔑ろにするのは私として許せないわ。

後でみんなお仕置き。

そう、つながる意識達に送った‥…


あっけないゴブリン(強)は誰にも見られることなく退場(世界から)です。

初めてのシロの一人デビュー。

主はクロなので詳しいことは喋らない

面倒でか、よく解らなくてか‥…シロのみぞ知るです。

次回最終兵器魔法を説明の予定。


誤字指摘ありましたらお願いしますm(_ _)m



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