転生蜘蛛さんと会話と乱入者
書いてて混乱したー
理解力と文才がない‥…
「私を町に連れてって。」
「‥…無理です。」
「えー。何でよぉー」
話を聞くとアラクネである彼女は森を抜け町に行きたいらしい。
いや無理だよ?
主にその下半身の蜘蛛
門に入る前に冒険者に襲われる。
てか、勇者に殺られるよ?
せめて背中に生えた蜘蛛の足を隠せるならイルナは連れていけそうだけど‥…
「?」
イルナを見ていたら目が合い首をかしげられた。
うん。この子は興味なさげな感じだね!
「仕方ないわね‥…」
そういうとアラクネはイルナを呼び寄せ‥…
「え?!」
イルナの首筋に顔を寄せたかと思うと口付けをした。
イルナの体はびくんっと震えたかとおもうとその場に崩れ落ちる。
そして、アラクネも同じようにその上へと崩れ重なった。
一件、心中現場に見えなくもないが、直ぐにイルナの体が動き出した。
「重いわよイルナ」
そう、アラクネにに向け発したイルナ
俺が訳もわからず混乱してると、アラクネも意識を取り戻し、イルナの上から退いた。
「ごめんなさい、かあさま。」
まるで二人が入れ替わったかのような
と言うか‥…入れ替わった?
「ポカーンとしてるところ悪いけど、これで私を町に連れてってくれるわよね?」
クスクスと微笑みながら俺に近づいてくるイルナ。
「えっと‥…イルナでいいの?」
「あら?そうよ。‥…あ、いってなかったかしら?私の本名は三島 いるな。因みに私の子供達は全てイルナって名づけてるわ」
え、なんで?
訳がわからず困ってるとそれに気づいたイルナが説明し始める
「私の子供達ね、私の分身みたいなものなのよ。ある程度の意思疏通と共有ができるからもうわざわざ名前つけるのめんどくさくて‥…私だからいいかな?って」
いや、そのせいで俺は無駄に混乱したよ!
二人ともイルナか‥…
完全蜘蛛な個体は無視してアラクネと、蜘蛛少女だけ分けてみよう。
「イルナちゃんといるなさんでいいか」
因みに本体、現蜘蛛少女がいるなさんで、
私を拐った元蜘蛛少女、現アラクネが、イルナちゃんね!
「私がいるなちゃんかぁ」
いいわねぇと、本体がいう。
「違うから!!貴女はいるなさん!」
「えー。ちゃんづけがいいわ」
と、ここが魔物の住む森の中と言うのを忘れ言い争っていると白の声が聞こえた。
(何かくるよ‥…ゴブリン?)
「かあさま、てき」
「ん。わかってるわ」
ピリッとした空気が流れる。
いるなさんも何処か真剣な顔つきに代わりシロが指定した方を見つめている。
そして程なくしてそいつは現れた。
「ふんっ、やっと見つけたぞ‥…」
流暢な言葉を話す、ゴブリン
いままで見てきたゴブリンと少し異なり
体躯は人の大人くらい。
体色は緑で変わらないが、顔つきは人に近いもので鎧を着て背中に大剣を背負っている。
「あら、貴女が来たということは今王は一人なのかしら?」
「王には我以外にも優秀な護衛がついておる。それより、今はそこにいる小娘に用があるのだ。」
そういって俺を見るゴブリン。
え?なに?
「我と一緒に来て貰おうか」
そういって無理やり俺の手を掴もうとしたゴブリン
俺はそれを交わし、避けられてアホ面をさらしているゴブリンの顔面に魔法を叩き込んだ‥…