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助けてくれたのは‥…

「大丈夫ですかー?」


救世主きたぁぁー!!

体のあちこちまだヒリヒリするし、火照ってるけれど貞操は無事。

離れたところから少女の声が聞こえそっちに思いっ切り手を振る。

少しすると二人組の少女が現れた。

一人は燃えるような赤髪をポニーテールにし腰に剣をさしている明るい雰囲気で活発そうな少女。

もう一人は、肩まで伸びた薄い水色の髪で手には錫杖?杖?のような物を持った魔法使いというより僧侶よりな落ち着いた感じの少女だ。

俺がその少女達の姿に見いっていると赤髪少女が喋り出す。


「スライムに襲われてたみたいだけど一人できたの?」


「あ、えっと‥…何も覚えてないです。」


ここで、転生してきました!

なんて言って、気味が悪がられるよりは一先ず身の安全の為嘘をつく

しゃべり方も幼く見えるようにに変えた。

一頻り体をじっと見られた後、僧侶風の少女が口を開いた。


「ミーリア‥…とりあえず町まで連れていこ。」


「そうだねー。もしかしたら迷子の依頼とかあるかも。」


どうやら町まで行けるみたいだ。


「所で、君の名前は?あたしはミーリア!通りすがりの魔法剣士だよ!」


「私はティエラ‥…えっと僧侶です。」


赤色の娘がミーリアで、水色がティエラね。

うん。覚えた。


「えっと‥…」


名前を名乗られたので自分もと思ったのだが俺の本名は黒瀬(くろせ) 大悟(だいご)

男の名前なので少女になった今出来れば使いたくない。

となれば丁度、名前っぽい名字からとって


「クロ‥…です。」


「「良い名前だね(ですね)」」


二人同時に言われちょっと照れた。

あ、でも容姿を言われた訳じゃないのか。


「所でさ、その格好は町に行くのに不味いし何より気持ち悪くない?」


ミーリアに言われ思い出す。

俺は今一糸纏わぬ姿

それにスライムは剥ぎ取れたが、呑み込まれていたせいか肌はまだベタベタし、不快感が半端ない。

あー

お風呂入りたい。

ゆっくり湯船に浸かりたい‥…

でもさ、あるの?風呂?

異世界の不安事情が浮かび上がり一人葛藤中

築けばミーリアの周りに青白い光が見え、そして

ざばーん、と頭から勢いよく水を被せられた。


「これですっきりでしょ!」


「ちょっと?!いきなり水ぶっかけちゃダメでしょ?!だ、大丈夫?」


突然の事にポカンと口を開けてしまっている俺にティエラは近づいてきてどこから出したのか‥…

ふわふわなタオルで私の体を拭いてくれる。


「ごめんね。ビックリしたでしょ?」


「あ、いぇ、大丈夫ですよ。ミーリアさんはおーー私っ!の事を思ってしてくれただろうし‥…」


俺、と言いそうになるのをリカバーしミーリアさんをフォローしとく。


「そんな、気を使わなくて良いのよ?ミーリアってがさつで不器用で、突拍子も無いことよくするんだから。‥…それで私がどれだけ苦労したか‥…」


最後の方は小声になり聞こえづらかったがティエラさんは結構苦労人らしい。


「‥…でもまぁ、合法的に幼女の柔肌に触れるのは役得ね。」


聞こえなかったふりをしたがバッチリ聞いてしまった。

この人変態だ。

そして数分間

時折拭くのと関係ないことをされながらも俺はじっと堪え忍んだ。


ーーーー


「とりあえず町につくまではこれ着なさい。」


「あ、ありがとうございます。」


と、俺の体を堪能しほくほく顔のティエラさんから渡されたのはワンピース

なんで、小さい俺がぴったりな服を持っていたのか気になったが

やぶ蛇にならないようにスルーした。

いま、近くにミーリアさんはいない。

私に水をぶっかけた後

ティエラさんのご命令により周辺警戒をするべく離れてしまってる。

ティエラさんと二人‥…

危険大だ


「どーしたの?」


「い、いぇっ!何でもありません。」


「そう‥…」


「おーい。とりあえず辺りはいま安全だし町まで向かおうー」


「はいっ!!」


ミーリアさんの声が聞こえ

その元へと俺はダッシュで向かう。

その途中でちっと言う舌打ちと、後で覚えてなさいという声が聞こえたがスルーで


「スライムに触られた所、調べてあげる。」


「っ?!そんなとこ触っちゃダメです!」


みたいな事書きたかったけどR18まっしぐらなので割愛

このお話は健全を忘れずに書きたいです。

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