朝食、そしてギルドへ
「ふぁんふぅ?」
宿屋に併設された食堂
そこで、朝食として出てきたのは固めのパンと、野菜スープ
食べながら今日の予定を話していたら興味深いことをミーリアさんが喋った。
聞き返そうとしたが
スープで浸したパンを食べながらだったのでしっかり喋れず
「こらっ、食べながら喋らない」
お行儀が悪いと軽い拳骨を貰った。
まじ、ミーリアさんおかんだわー
(ミーリアさんはお母さんっと‥…)
(シロ‥…メモんなくていいよ‥…)
彼女だが、朝の話し合いの最中
名前は無いと言っていたので俺が名付ける事に‥…
命名シロ
俺がクロなので安直だが色繋がりってのと、呼びやすさで決めた。
気に入ってくれたので良かった。
「んっくっ‥…ギルドのランクってどうゆう区分けなんです?」
「クロ‥…ちゃんとギルドで話聞いてた?」
「正直あんまり。」
あの時はスキルが楽しみとすぐ作りたいのの一心でほぼ聞いてなかった。
「もぅ、仕方ないな‥…」
こうしてミーリアさんの講座が始まった。
ーーーー
「ごちそうさまっ!」
「ちゃんと聞いてた?!」
朝食も食べ、ミーリアさんの話も終わり俺は食器を片付けようとしたがそのままでいいと言われ
そのまま席をたつ。
ミーリアさんはこの場にいなかったティエラさんを起こしに行き
俺はクエストを受けにギルドに向かう事に。
「何かあったら直ぐに連絡ね。」
「はーい」
こうして異世界生活2日目が始まった。
ーーーーー
「ふふん~」
ギルドまでの道のり
適当に思い浮かんだ曲を鼻歌で歌いながらシロに声をかけた。
(しろー。さっきの話、共有よろしく)
(はいー)
シロの声と共に情報が頭に浮かぶ。
ギルドのランクは上はSからFまで7種
はじめはFから始まり
幾つかの依頼達成で昇級試験を受けられる。
それに受かると昇級だ。
そして、今使ったのはシロのスキル共有
情報だったりを受け渡しできる便利スキルである。
(これで俺が話聞いてなくても安心だね。)
(私が覚えてなきゃダメだけど‥…)
共有とだけあって俺の情報、記憶等は全てシロは見ている。
あんなことやこんな事までバレバレだ。
「お、何事もなくついた。」
(Fランククエスト何があるかな?)
二人?で、ワクワクしながら冒険者ギルドへと足を踏み入れた。