気が付けばそこは草原の中でした。
深夜のテンションで無鉄砲に始めました
生暖かい目で見ていただけたら幸いです。
気がついたら草原のなかに俺はいた。
意味が解らないって?
俺にも状況理解が出来てない。
ヤバいなんだこれ
ついちょっと前まで俺は家に帰る途中だったよな?
深夜まで働き、そろそろ家につく時に‥…そうだ!!
流れ星が見えたから、辺りに誰もいないのをいいことに叫んだ。
転生したい!転生したい!転生したい!
それでそこから気がついたらこの有り様だ。
うーん。
転生したのか?
それともあれか?
家について寝落ちでもして夢でも見てるのか?
前者がいいな。
もう現実に疲れちまった。
毎日毎日他人のミスを自分のせいにされる日々
唯一の楽しみはマンガやゲームの2次元の世界
毎日それを糧に生きてきたが、好きだったマンガが終了し、ゲームはカンスト
する事が無くなった俺は日々が苦痛でしかなかった。
あーもう死ぬか
そこまで落ち込んでいた中でのこれ
歓喜である!
見た限り広がるのは青い空、白い雲、生い茂る草原、そして降ってくる大きい雨粒‥…ぇ?
空から青い半透明な物が俺に向かって来る。
こんなとき咄嗟に動かない体
無駄に思い浮かぶそれの正体
スライム‥…
某、竜なクエストに出てくるあいつは、最弱の初心者でも倒せるモンスターだが、以外に強い扱いのゲームも多い
そいつがもうすぐ目の前に迫り
そしてベシャリと、体一面にかかってしまった。
「ちめたっ?!」
異世界第一声がこんなのとはと、落ち込む暇などなく
視界が半透明の青色に染まる
どうやら取り込まれしまったみたいだ。
必死にもがくも振り払えない。
そして厄介なのが肌がピリピリ痛みはじめた。
消化されてるのだろうか?
頭の中で警笛が鳴り響く。
ヤバいヤバいヤバい‥…
まだ10分もたってないのに死ぬとか?!
チート!チートが欲しい!
定番の誰か助けに来るやつでもいいから来て!!
暴れるがやはり抜け出せない
そして不意に口を開いた瞬間
スライムが口内へと侵入を開始した。
「んっ、んーっ?!」
声にならない叫びがスライムを震わせる。
どんどん奥へと侵入し終いにはスライムを飲み込んでしまう
するとあら不思議
体が熱くなり、息が楽になる。
そこで思考が落ち着きさっきまで浮かぶはずのなかった一つの案が現れる。
もしかして犯される?
ははは‥…え?
嫌々、ないない
俺は男だし、どんな得が‥…
そう思い、必死に抜け出そうとするために上ばっかり見上げてた視線を落とす。
そこにはあるはずの脂ののった中年腹と、長年連れ添った体はなく。
痩せた少女の裸が‥…うえぇっ?!
咄嗟に自分の顔に触れてみる。
生えているはずの髭は一本も感じられず
でかかった鼻も形を変え小さく控えめに
そして顔の大きさもかなり小ぶりになった気がする。
まじで少女になってる?
そうなると多分エロいやつだこいつ
体のほてりとこの状況で思い付いた自分が怖い
それにこの後の状況も怖い。
いわく聞いた話では男性より女性の方がいいだとか
女性は無限にだとか‥…
ナニとは言わないが片寄った知識しかないので許して欲しい。
‥…ピタッ
不意に感じる下半身への異物感。
あ、始まるのか‥…
覚悟を決めて目を閉じる。
理性は残ってて欲しいな‥…
その願いは突然起きた熱と爆発によって吹き飛ばされた。
出来上がり次第次話投稿します。