表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/31

負けるのは悔しいものだ

黒人を返した後は小学生らしい生活を送っている。学校では新一達や新たな友達と遊んだりして交友を深めている。学業では無人島制作に没頭している。体育以外は…体育では状況によって自分に弱体化の魔法をかけてやりくりしている


無人島制作で何をしているかと言うと植物を育ている。食用や木々が主に研究所は地下に作る予定なので地上は作物や木々で埋めるつもりだ、ただ植えれば育つ訳ではない、育てる人手が必要なのだがその問題は解決している

 ゴーレムだ。制作材料は土と鉄があれば出来る、身体は土で骨となる部分が鉄だ。それを2体作り育てさせている、そして私は補助をしている例えば水をやる場合雨を振らせたり暴風などがくる場合魔法で防御する


この程度の魔法なら魔力を温存出来るし、そろそろ魔力が馴染むだろう、馴染んだ後からは一気に研究所の制作にあたる。

 ふふふ早く拳銃を魔改造したいな~後二次元に行く方法を研究しなくてはな!


ホームルームの時間に白石先生からプリントを貰い、内容を読むと6月初めに遠足があるようだ場所は海ほたるだ……なるほど課外授業みたいなものかな?


それからゴールデンウイークなる、連休は真緒達と遊び夜には材料を購入していた。[$から円には変えてあるぞ]魔力も充分馴染んだ感覚が感じられ、やっと研究所を作る事が出来るが、まずはゴーレムを増やして地下を掘らせる

 掘らせている間に拡張するのが私の仕事だ、無人島が出来たが浮島状態で地下を掘ると地下に海水が入ってくる。だから私が縦に拡張させる、一週間もあれば海底まで届くだろう。他にもゴーレムに知識を与える仕事もだな


知識と言うのは建築技術や電機関係の技術だ、いくら私でも建築技術などもってはいない[魔法で建物を作れるが魔力を他に回している事、日常生活があるため急ぐ必要性を感じない、地下なら地上と勝手が違うなどの為やらない]そのため技術を持っている人をら……交渉して技術を貰う


貰うと言っても魔法で記憶を奪い、ゴーレムに付与するだけだが…まぁ命は助かるし奪った後でも後遺症は残らないようにするつもりだ

 それらをゴールデンウイーク中に終わらせる。最低限拡張と建築技術だけでもね


ゴールデンウイーク中に新一の家で遊んでた時に少し気になる事があった、赤い帽子のオッサンなどとレースバトルするゲームをしていた時だ

 新一の母親が誰かと電話をしていて、その姿が怯えているように感じて話の内容を盗み聞くと…新一の母か父が悪質な詐欺に引っかかり困っているようだ


「どうしただいち?」手を止めていた私に声をかけてくる新一、その声で意識をゲームに集中した「なんでもない、さて次は勝たせて貰おう!」…その日は遊んで過ごした


詐欺か…私としては実害は無いし武川家の問題だ、私が進んで厄介事に関わる必要は無い…解ってはいるが…なんだこの焦りに似た感覚は?私はどうしたいのだ?


解っている。新一と離れたく無いのだ、あいつと居ると何かと面白いし純粋に私を友達として見ているなど…それを過去の私が邪魔をしている


そんな物は仮初(かりそ)めだ数年後には私を畏怖する

私が魔術師と知ったら利用するに違いない

人間など信用するなあいつらは自分の利害しか考えない


…過去の考えが間違っているとは思わない、むしろ正しいと思っているがなら無視するかと考えると今の私が


では友達を見捨てると?セレナは見捨てなかったではないか?

この世界では魔術師は発見していない、ならば魔術師と解る事はない

見捨てるならば何故今まで放置した?今まで私の研究所制作の邪魔だったではないか?直感的に生かせと思っているのでは?


…と邪魔をする。確かに新一達は邪魔な事はあったが私はそこまで危惧はしなかったし不快とも思わなかった。私はどうすればいい?

 思考を回しながら生活していると父さんが「大地~スマ○ラしようぜ~」と声をかけて来たのでゲームをすることに


…くそ!なんて強さだ、結構練習して見返そうと頑張ってたのに歯が立たない…苦戦しながら遊んでいると「大地悩み事かい?」父さんが話しかける。チャンスである!気を逸らしその間に倒す行けリザー○ン


「そうだな少し考え事をしていてな」よし!優勢だ

「そうか、なら相談に乗るよ?」あれれ?えっ優勢だったのに互角になってきてるぞ?

「友達が困ってるようで助けるかどうかだな、助ける事は簡単だがそれをする理由は無い、私に実害は無いしな」おや?父さんの動きが鈍くなった?チャンスである


「ふーん…難しく考えすぎだ大地、実害とか利害とか無意味だ。助けたいか助けたく無いかだ他はどうでもいい、重要な点だぞこれ…はと!」なん…だと?負けた?相手は瀕死でこっちは無傷だったのに!?


ゲームが一旦終わり父さんが「どうだ?悩み事は解決した…」言い終わる前に私は人差し指を立てて父さんに突きつけつつ「もう一回!」苦笑いしながらも勝負は始まった


その日はボロ負けして夜になった。

…難しく考えすぎだ助けたい助けたく無いかが重要か…簡単に言ってくれるがそれが正しいな、単純に考えると私は………



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ