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予定は未定だな

気味が悪いガキだが「おい!この縄をほどけ」と言うがそのガキは無視してなにやら準備をしている…ナイフを研いでいるのか?仲間もほどけと言うが……英語が解らないのか?くそ!!なんとかジェスチャーで伝えようとするがクソガキは見向きもしない


準備が終えたのかこちらに振り向くと俺達を見て「お前達1日飲まず食わずでも生きていけるよな?」…はぁ?こいつは何を言っているのだ?…ガキ─大地はこいつらが理解出来ていないのを見て少し考える


今から実験をしようと考えていたが魔法を使う、魔力を温存しようと思っていた為、実験を明日に回そうとしていたがこいつらを野放しにするのもどうだろうか?……一気に三人やらなくてもいいじゃないか

 私は白人の一人にナイフを向けた、そして躊躇無く腹を裂き、内臓を見てみる……ふむ教科書通りだな…そして頭の中を見ると予想外の事が解った


この世界の住人は魔法を使う事ができると言う事だ。魔力の問題さえ解決すればの話だが、魔法、魔術道具なら誰でも使えると思われる…そして魔術師はこの世界に存在すると考えていいだろうな


ナイフの血を海で洗い流し、残りに何をしようか考えていると「お前逝かれてるのか!?」そんな声が聞こえ見てみると青ざめた動物(にんげん)がいた。やれやれと首を振りながら「私が逝かれていると?それを答えてどうなる?結果は変わらない」


「そんな事はどうでも良い!お前みたいなガキは知らないし関わりたくない、俺達を帰してくれ」恐怖や仲間が死んだ怒りそれらを混ぜた何ともいえない表情で懇願する、が私は鼻で笑った。「それで?」…?大地はもう一度それで?と聞いてきた


「何でもいいから帰してくれ頼む」子供にこんな事言うのも変だがこいつは普通じゃない…大地は溜め息を吐きつつ返答しようと口を開けた時、残った白人が「お前あいつのガキだろ?俺はこいつにそそのかされたんだ、何でもするから命だけは助けてくれ」黒人は仲間を睨むだけで何も言わなかった……それは事実であるし、上からの命令でもあったからだそして(こいつに通じないだろそれは)とも考えられたからだ


しかし予想外にも「解った命は取らない、と言うよりも元から一人だけで十分理解できたしな」と白人の頭に手を押く、すると白人の身体が一瞬光り、白人の変わりにサメがピチピチと跳ねていた

 黒人が理解する事が出来ないまま大地は「命令は一つ、それを処理しろ後は自由だ」と目線で指示する。目線の先には無惨な死体だ


死体とサメが空中に浮かび海に落ちる、そしてサメはバリバリと食べているようだ…そんな光景を目の当たりにして何故か心が落ち着いた。何というか諦めの境地と言うのだろうか?何をしても助からないと理解し、逆にこの状況ては死ぬ方が幸せかも知れないとも思えてきた


その根元を見ると何か考えているようだ…俺は「どうするんだ?」と声を掛ける。いやどうなると聞いた方が良かったか?

 「どうしようか…はっきり言って今君を殺しても口封じ程度しか意味が無い、実験をしようにも施設が出来ていない、まぁその間保存と言う手もあるが魔力を温存が出来ないだろう…返すのも良い判断とは思えないし」考えているとピンと何か閃いたようだ


「君ギャンブルは?」ギャンブルが好きかどうかと言うことだろうか?「まぁ人並み程度に」それを聞いて大地はコイン(十円)を取り出し「表なら君を殺す、裏なら君を生かそう勿論人間のままで」俺の命を賭けると言うわけか、もしかしたら生きて帰れるのか?それともそう思わせるだけで結局は殺すのか?


大地は溜め息を吐いてから「疑う気持ちは解るけど今の君に他の選択肢はあるのかい?」黒人は目を瞑り…数秒後に頷いた「では…いややっぱり君が決めなよそっちのが後悔しないだろ?」黒人は表と答え、大地はコイントスをする………結果は表だ


「おめでとう。とは言え今日は帰せないよ明日帰そう、こちらも色々あるのでね。後さ金を取ったりしたら約束は無しだ」と大地は黒人の縄を解いてから帰る…待てここは何も無いぞどうすればいいんだよ




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