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私は占い師サニアになってみせる!

次の日も大変だったと言うのも高熱だ。原因は魔力がまだ身体に馴染んで無いのに、魔法を多く使った事だ。父親が心配していたがちゃんと休めは治る事を知っている。そのため幼稚園を休んだ。父親は仕事に向かいその間私は勉強だ


まず手を付けたのは国語…文字の勉強だ。小学三年生並の漢字を覚えた、他には算数と社会の2つだ、算数は簡単過ぎて多分中学生ぐらいは問題ない。そして社会だが…ふむ面白い、社会よりも歴史と言った所か

 ついでに調べた方法は、文字は辞書でPCと言われる板?板と言っていいのだろうか?それを使った[使い方は父親に教えて貰った]



父親が帰った後も勉強してこの日は終わった…翌日には体調は回復し高熱は嘘のように消えていた、幼稚園に行くことになったが、真緒や新一に質問攻めだ…それほど心配していたのだろう。しかも私と真緒達は幼なじみのようだ。そして一昨日の続きにひらがなとカタカナの練習をしていると、新一が覗き込んで


「すげぇー!だいちキレイだな。カタカナもうまいぜ!!」と褒められ他の子もガヤガヤと見にきた。保育士も見て褒めて貰った…まぁ子供にとっては難しい物だろう、このひらがなと言う物は…それからは新一や真緒にひらがなのコツなど教えて、最終的にはほとんどの人に教えていた…ちょっとした時の人と言ったところか


だが良いことばかりでは無かった…いじめだと言っても初めは仲間に入れて貰えないぐらいだが、卒業間近になるとワザと当たりに来たり物を隠したり…無視して来た。つけが回ってきたか…


新一達も助けたいようだが、いじめの標的になるのが嫌で動けないようだ…だが私とって微笑ましいと言う感情だ、いじめのレベルが違い過ぎるからだ。前世のいじめは人質に取られたり、毒を盛られたり、夜襲されたり…まぁ殺しに来たり物資を渡さないようにされたが、その時は倍返しして黙らせたがな


だがある日事件が起きた。それは新一達と遊んでいた時いじめをしてくる奴ら三人が邪魔をしに来たのだ、いつもは三人で遊んでいる時は来ないのだが…まぁ無視するのだが三人は私が無視するのが気にくわないのか、新一達に標的を変えたのだ


「おまえおんなとあそんでるのかよ~」三人の中でリーダー格が挑発してくる。新一が言い訳を言うがそれが面白いのか挑発は続く…真緒もその挑発に乗ってちょっとした騒動だ


その光景を溜め息を出しながら止めようとしたが、全く聞く耳持たず逆に飛び火が来るしまつだ、そして事件が起きた

 リーダー格が真緒を突き飛ばし真緒が泣いてしまった。まぁ子供のケンカでは良くあることだが少しイラつくな…そこで私は釘を刺しておく事にした


「おれはわるくねぇ!おまえがギャアギャアさわぐからだ!」慌てて自分の保身に回るリーダー格、それをフォローする手下、新一は怒り殴りかかろうとするが私が止めたそして

 そのリーダー格の首を持ち上げ、思い切っり地面に叩きつけたそして一言「私を怒らせるな」優しく悟らせるように…リーダー格は痛みと恐怖で泣いてしまい、手下共は私を恐怖の目で見ていた。すぐに先生が来て私達含め全員を叱った


それで事件は終わり。それ以降いじめはなくなり遠目で見ているだけになった。私達の関係も少し変わったと言うのも、私を怒らせないように注意しながら話すようになった…はぁたまらないなこれは…


その関係を変えるべく休みの日に二人を誘い公園で遊ぶ事になった…その日になり、公園で遊び話すタイミングを伺っていると…そのタイミングが来た。砂遊びの時に

「すげぇー!しろだ!つくりかたおしえてくれよだいちー」私が作った日本の城を見て喜ぶ新一…天守閣部分だけなのだが…だが良いタイミングかな?「新一と真緒よ私が怖いか?」


「こわくないよ?どうしたのだだいち?」真緒が代表して言うが「そうかな?私だったら怖いぞ、友人が本当は強くその力を自分に降りかかると考えるとな」ちゃんと話す。意味が解ったようで少し黙ってしまった。「じゃあどうしたらいいんだ?」


「簡単だ、怖いなら怖いでいい。ただそれを飼い慣らせればな」二人の頭の上に?マークが出ているようである「怖くても私は変わらない。真緒と新一は私の友人だ、だから恐怖…怖いから私の顔色を伺う真似は止めてほしいのだ」…新一はまだ理解出来ていないようだが「わかっただいち!ウソいっちゃダメだってことだな?」まぁ…それでいいか…大地は頷き肯定する


「じゃあいうが、もうケンカしないでくれ、だいちがなぐるとかするのみるのがイヤだ!」

「解ったが…新一や真緒が危険な時は、暴力を振るうからな」満足そうに真緒は頷き「やくそくたぞ」と指切りをした…これが指切りと言う物か…まじないの類か?

 取り残されたと思ったのか新一も指切りをした「じゃあおれたちはしんゆうな!」とね…それからは砂遊びを続けた…私達の中でのわだかまりが無くなったようで良かった、前ならこんな事に時間を割かなかったな…私は変わったのだろうか?…




私達は幼稚園を卒業し小学校に行く、その準備に追われ、私が密かに準備している研究所制作が全く出来ないでいた…だが春休みと言う制度のお陰でなんとかなりそうだ。春休みの1日目、父親には遊びに真緒達には適当な理由で断る。そして研究所制作の第一歩としては…金だ。金を集める事に集中する


金が無ければ何もできない。材料にしても道具にしてもな、だから金を集める、その為の準備は整っている。まずは場所だが東京に向かう。銀座でいいだろうな…ついでに私が住む場所は、茨城県の古河市だぞ

 次に服装だが、大人サイズのローブ頭までスッポリと入る物だけだ。次は道具だが、小石を複数(ヤスリで表明を綺麗にした物)と水晶だが、水晶は手に入らなかった為代用として魔法で作った石だ。見た目は水晶に似ているが、中が透明ではなく濁っている後は適当な布だけ


それらを持って向かう訳だが、電車など乗れないし転移魔法を使うにも一度銀座に向かわなければならないが、その点も解決している。魔法でネズミを操り銀座に向かったからな、転移する場所が解るなら問題なく転移魔法は使える

 準備が整い、転移魔法で銀座の人目が無い場所へ─足下に魔法陣が現れた瞬間大地は消えた─



銀座に着いたらまずやることは、変身魔法を使う…厳密に言えば成長魔法なのだが…それを唱えると私は大人に変わる─大地が淡い黄色に小さな輝きに包まれ、身体が成長した。高校生ぐらいまでで止まったそして光も無くなった─…元々大人サイズの服を着ていたから問題ないが…少し小さいな

 手頃なダンボールを見つけて、それに家に合った布をかけて待つだけ占い相手をね。私がやることは占いだ、強盗と言う手もあるがまだまだこの世界について解らない為使いたくない


さて、占いと言っても待っていて来るわけが無い。そこでも魔法を使うのだが…まずは場所か、今いる場所は人目に届かず、来る人も0と言っていいほどだ。場所を変えるとしても、人目に付きにくい場所そこに向かう……手頃な場所を見つけて占いを始める


占い始め数分後、二人のカップルが私の前に来た、そして彼女が私を見つけ声を掛けてくる…これは偶然ではなく魔法による効果だ、私と言う存在を強く認識する魔法で、魔法を受ける者の特徴としては悩みを持つ者だ、小さな悩みではなく大きな悩み


さて彼女にここは占い屋と伝えてカップル…リア充だったか?リア充の彼氏は、嫌々占いを受ける事に…代金は五千円後払いだ


「では占いを始めましょうか」と水晶(魔法で作った)に手を掲げる…正直この行為には全く意味は無いが、見た目の為にやっているだけだ…さてもちろん魔法でリア充の未来を見るぞ


「じゃあ私達って結婚できます?」彼氏が当たり前だろとじゃれあう…爆発しろだったなこう言うのは、さて…ふむ…幸せそうな未来だ……むぅ?ケンカしている…浮気か彼氏について調べよう…なるほど現在進行形で浮気をしているわけか三人程…


「では占いの結果を言いますが…お金を置いて貰えますか?」それては話が違うと言われたが「お金はまだ貰えません、水晶の隣で構いませんよ結果を言っている間に逃げられてはかなわないですから」

 渋々と彼氏が五千円を水晶の隣に置く、それを見てから結果を話す


「では…まず幸せな家庭と言う点では幸せでしょう。ですがそれは彼氏…昌幸さんの努力次第です。」

「な、なんで俺の名前解ったんだ!?」驚きぎみに声を上げるが、無視して話を進める。「努力次第と言うのはバレないようにと言う意味です。それには雪さんも努力する事になるでしょう」

「は、はいでもその努力とはなんです?」

「浮気ですよ」雪がチラリと昌幸を見るが笑って「浮気するわけ無いだろ?ゆきがいる限りさ」とまたイチャイチャするのだが…めんどくさいな


「…そうですね、私が言った事を守れば幸せな家庭になれますよ」と五千円を受け取った。そしてリア充はこの場から離れていく…また来るな雪さんは

 数十分後、こんどはサラリーマンがやってきた私に目をかけるとそのまま無視して行こうとした…なら「そこの方、どうぞ占いでも?」それに振り向き少し考えた後、私の前に立った


占いの説明をした後「実は、娘と上手く行かないんですよ。話かけてはいるのですが無視されて」ふむ「では占いをしましょうか」

…ふむ確かに上手く行っていないようだ…先を見ても同じみたいだな…原因は…なるほど、娘の愛ちゃんはお父さんを嫌ってはいないようだが、どう接すれば良いか解らないようだな…なら


「結果をお伝えします。まず娘さんの愛ちゃんですが別にあなたを嫌ってはいません…ただ、どう話せばどう接すればいいか解らないようです。ここからは私なりの見解ですが、もっと遊んだりしたらどうです?もっと接して接し方を理解させれば改善すると思いますよ」途中、何故愛の事が解ったか聞かれたが無視した


「そうですか…解りましたやってみようと思います。ありがとうございました」と一万円を受け取り五千円を渡した

 サラリーマンが終わると同時に先ほどの女性、雪が私の元に来ると「すいません先ほどの占いですが、本当なんですか?」と聞きに来た


「占いとは信じる信じないですよ、本当と思うならそれで良し、嘘だと思うのも良しですよ」雪は少し考え「なら…浮気について…昌幸について教えて下さい」と一万を出してきた…マズいお釣り無いぞなら


「解りましたが、お釣りが払えないので今回は三つ程占いましょう、それが嫌なら申し訳ありませんがお引き取りを」雪は頷き三つの占いをお願いした

 一つ昌幸について一つ浮気しているか一つ結婚するならいつになるかだ


ではと占いを始める…「まず昌幸さんについてですが

、雪さんの事を本当に想っているようです。それと同時に浮気…浮気相手はいますからね、その浮気も想っておりますが、一番は雪さんのようです」ガッと大地の肩を掴み「その浮気相手は!?」落ち着くように言ってから伝える

 「浮気相手に付いては話しますが、変わりに結婚がいつする事は話しません。四つになってしまいますからよろしいですか?…解りましたではまず浮気については三人います。あなたを除いてね、その相手は…」ふむ…えーと真理さんと千恵美さんと加奈さんね


「真理さん、千恵美さん、加奈さんと言う人です

。サービスとして会える場所は…」と書くものあるかと聞いて、手帳を借りて場所を書いた「ここに行けば会えると思いますよ」雪さんはそれを見てありがとうとお礼を言ってから離れた


この様に占いを始めて5時間たった。収穫は約五万だまずまずの成績だろう、この占いを続けて金を貯める。当面の目標金額的は五十万から百万と言ったところか…占いだけでは二年はかかるな他にも考えおくか


それからは、春休みを出来る限り占いに時間を費やし金を貯める。もちろん真緒達との遊びもしたぞ、それと父親にはある魔術をかけた、幸運を引き寄せる魔術だ。幸運と聞こえは良いがこの魔術には欠点がある。[幸運の魔術を使われている事を知ってはいけない]これが問題なのだが、この世界では逆になるだろう


この世界での魔法は信用性が皆無だ。そのためやたら運が良くても魔術とは解らない、だからこそこの幸運魔術で唯一の欠点が無くなる…だが私は魔法について父親に話したが話さなくてはこの幸運魔法、幸運魔術は効果を発揮しない可能性が高かったからだ。

 と言うのもこの魔法は真緒達に使ったからだ。それらしい幸運は見えたが小さな…本当に小さな物だったし、もしかしたら効いていない可能性もある、父親に魔術をかけた後の魔術効果は大きく、仕事のプレゼン?と言う物が成功したり、スクラッチと言う賭事を始めてやった時も百万円手に入れたと幸運が見られた


そしてこの魔術は、私か魔術師などの知識人でなくては解けないし父親が気づく事は決して無い、だって魔術だからな。仮に幸運続きで魔法を疑ったとしても効果が薄れる程度である。魔術だと思わなくてはならない

 さてこの魔術だが契約魔法を使った魔術だ。説明すると─契約先に取引を行い契約する─だ、今回の場合は幸運の女神と契約したその内容は


私の魔法を一つ教える変わりに幸運を分けて貰う


呼び出すだけでも一苦労する女神を簡単に呼び出されたから、女神も興味を持ったのかこの契約を結んだ…女神とはだと?うんなもんただの生物だそれ以上以下は無い…


春休みの間貯まった金額は十五万だ。元でと考えればまずまずか金の問題はなんとかなりそうだ…ラスベガスと言う施設でな!そのためには英語か……まだ歴史を読み終えたばかりだと言うのに…後数学と理科だ、国語はもう読み終えたぞ


次は小学校か…全くこの世界は面白いな

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