騎士団ってカッコいいがむさいと思う
〜二週間後〜
特に問題無く進んだ、始めの盗賊団との共同生活は反発があると思われたが特にそう言った事は無かった
ランスが疑問を持ち大地に聞くと「それは呪いの効果だ、あれは守護する者と言う魔法で一定の物を守る効果だ
今回の場合だと村人が守る対象で守護者は盗賊だ。そして逆に村人から守護者への危害は加えられないのだ
だから穏便に済んだのだろう」との事
何事も無く日数だけが刻むと思われたが問題が起きたそれは•••
「•••終わった」野菜などを腕いっぱいに抱えたガンが村人へ伝える
村人はそれを受け取り「ありがとう後は大丈夫よ休んでちょうだい」自分の家に向かった
収穫は終わりヘビー達が偶に肉を持ってくるそんな日が続き村人は大助かりである
ガンは周囲を確認した•••盗賊達も収穫を手伝いある者は子供に勉強をある者は剣を教えていた
(これなら問題無いね、あれ?あれはなんだろう?敵か?)遠く離れた場所にある一団が見えたそれらは馬に乗り剣を待ち変な旗を掲げている
(ヘビー達も気づいてるはず、どうしようっか)考えているとヘビーから連絡が来た
(ガン念のため警戒して下さいまだこちらに来るとは限りませんから、ですが頭領•••ブラッシュさんと村長には伝えて下さい
マスターにも伝えましたがこちらで対応しろと)
•••マスターめんどうだからヘビーに任せたのかな?などと考えながらガンは言われた通り村長とブラッシュには話した
運良く二人とも居たので話すと「どんな旗だった?ワシの旗じゃないよな?」心当たりがあるのか旗の模様を聞いてきた
確か鳥だったはず「•••多分•••鳥」
「そりゃカインズの騎士軍だワシの紋章が目印になっているんだ、それに槍が二本と剣が一本描かれていたらヤバイがな」
(槍に剣?確かそれもあった気がする)「•••あった」
それを聞いたブラッシュは目を開きもう一度確認する、「本当なのか•••その騎士団はカインズ騎士団の中でもトップに君臨するヴァルキリアだ」
カインズ騎士団自体質が高く戦場で会ったら逃げろとまで言われているその中でヴァルキリアは別格
武勇伝が多く
一つ、ドラゴンを討伐した事がある
一つ、五万の敵兵を五千で薙ぎはらった
一つ、剣を振るえば百人死ぬ
など嘘もあるだろうが事実もある。そしてヴァルキリアは好戦的な部隊らしい
「そいつらがなんでここに来たのかはわかんないが無視しとくしか無いな、いくらあんたらが強くても数の暴力には勝てないだからな、もしかしたら通り道だったてあるし」
そうなんだとその一団を見ると•••どうやらこちらに来ているようだ。
通り道とは思えないここが目的地だと思う。何故なら盗賊達がいるからだ
(ヘビー聞いてた?ここに来そうだけど大丈夫?)
(えぇ聞いていましたよ、確かにここに来るでしょうね目的は盗賊の討伐でしょうか?まだはっきりとは言えませんが
まぁ大丈夫でしょういきなり戦闘とはならないでしょうし戦闘になっても勝てますから)
「•••わかった•••いつも通り•••ね」二人はそれに頷く•••触らぬ神に祟り無しだ
そしてヴァルキリア騎士団はこの村に到着したブラッシュは顔を青ざめ、覚悟を決めた。村長や村人達は騎士団を興味深く見ていた。
ついでに盗賊達はフード付きのコートを着て顔を隠しているぞ
ガンは一旦下がらせランスが村にいる、ヘビーやガンは森から様子を伺っているぞ
騎士団から一人の女性が前に出て「村長はいるか?我々は盗賊狩りの任を受けた者達だ、村長に詳しい話をしたい」
その女性は水色の髪を腰まで伸ばしその髪とは対称的に赤く燃える様な瞳そして女性の強調部分が白銀の鎧に阻まれている
村長が恐る恐る前に出て「騎士様このような辺境に来ていただきありがとうございます、盗賊の事ですがある貴族様が討伐いたしました」
「その貴族とは?我々はそんな話は聞いた事無いが?」と村長を見る、村長はチラリとランスを見た。
「んぁ?あぁ俺か盗賊は倒したぜ」槍を掲げアピールする
女性はランスの前まで歩きランスを観察する、「貴殿が?一人ではあるまいそれに貴族とは思えないな、何処の傭兵だ?」
「傭兵じゃないがまぁそんな所でいっか、盗賊は討伐したしここには用がねんじゃねぇの?後俺に関する事は答えないからよろしく」と槍を挑発的に突きつける
それを見て笑みを浮かべ「お前の様なバカがまだいたとはなそいつを買ってもいいんだが!」突如大きな岩が飛んで来た!
その大きさは約2メートル程女性はすかさずバックステップでその場から離れた
ランスは槍を軽く振り岩を弾き飛ばした、まるで漫画の表現かの様に星になるまで•••
その光景を見て唖然としながらも、こいつ見た目以上にやれる奴だ、しかもアリスよりも強いかもしれない•••飛ばした張本人を見ると
「耳元で叫ぶなヘビー!うっさい!」と片耳を抑えながら叫んでいた
「•••あんたの仕業か?」色々な確認を込めて聞くと
「うっさいっていってんだろ!•••あっ?あれはへ•••仲間の仕業だけどよあんたを狙った訳じゃ無いぜ
なんでも俺が悪いんだと挑発的な態度だったか?俺」
やはり仲間が居てそれはヘビーと言うらしい、しかも魔法使いであるようだ。
でなければ岩を飛ばしたり短距離だが通信手段を持っているのだから
あとこいつより話が進みそうだ、こいつはあの態度で挑発して無かったと本気で思ってる
「そうかいだったらヘビーとやらを呼んで貰おうかあんたじゃ話が進まない」ここは穏便に行こうかそれにランスだったか?ヘビーも騎士団に招きたいかなりの実力と見た
「なんでヘビーの事•••言ったっけ俺?名前•••まぁ解ったさっさと来いよ」
数分後白銀の鎧を来た男が森から現れた、予想とは違ったがあれがヘビーか?
普通ならローブなど着てるのだが魔法使いではないのか?だがあの岩は?まさか自力で投げ飛ばしたのか!?
白銀の鎧は女性の前まで歩き頭を下げた「私がヘビーです本名は言えませんがご了承を•••あなた方は?」うん予想通り話が出来そうだ
「私はヴァルキリア騎士団の副司令官を務めるクリスチーナ・ワイズマンだクリスと呼んでくれて構わない」名前が言えないか•••何かありそうだな
「クリスさんですねここには盗賊狩りと伺いましたが盗賊は我々が討伐したのは聞きましたね?それで何処の貴族かと
貴族についてはお教えする事は出来ません我々はその貴族からの指示でこちらに来ています、知らないのも無理はありません極秘ですから
まさかかの有名なヴァルキリア騎士団が来るとは知らず知っていれば任せていましたよ」この人何が目的なのでしょう?討伐では無いと思えるのですが
「•••なるほどつまり何処の知らない貴族がここの盗賊を討伐したとそして目的は極秘だから教えられないとなるほどなるほど」鞘から剣を引き抜きヘビーに突きつける
「城までご同行願えるかな?理由は言わずとも解ると思うが?」目的はなんであれこいつらは使える、その貴族などに埋もれていい人材じゃない、城まで連れてアリスに会わせてヴァルキリアに引き入れる
「まぁ当然」「おう一戦交えようってか面白くなってきたぜヘビー」槍を構え一直線にクリスに突っ込むが
ヘビーがそれを遮り兜越しにゲンコツを放つ「クリスさんちょっといいですか?」クリスは頷き剣を鞘に収める
ヘビーはランスを連れてその場から離れ「貴方はなんでこうも好戦的なんですか!」だって「だってではありません!普通に考えてクリスさんから見れば我々はただの怪しい集団なんです城に同行と言うのは事情聴取ですよ
それに戦うのは最終手段なんですからその性格?いえ特徴ですかね?なんとかして下さい」本当ならまだ言い足りないが仕方が無い
クリスに謝りながら近づく「ご同行のついてですが事情聴取でよろしいのですか?」
「•••あぁそうだ理解が早くて助かるよ、ヘビー殿の実力ならばあいつらを倒せるだろうからな、こちらとしても証拠も無く帰れないのでな何か盗賊を倒した証拠は無いのか?」 なんとか城まで来させられそうだ
さっきの攻撃避けられただろうか?かなり速かったあんなのアリス以外避けられないだろう
アリスが史上最強だと思っていたが世界とは広いものだな
「証拠ですか?•••盗賊のアジトと言えば良いのですか?その住処に行けばありますよ死体はそのまま•••いえほぼそのままですかね」この人あいつらって言ってましたねもしかしたらブラッシュさん達の事知っているのかもしれません
まだ確証はありませんが目的は解ってきましたよ
「了解したおい」後を振り返り数人の部下に確認しに向かわせた。道案内としてヘビーが向かう•••ランスだと不安しか無かったのでとクリスが頼んだ
「さてランス殿•••で良かったのかな?何処でその槍術を覚えたのかな?初めて見るが」こいつから情報を取ろうか
「槍術?•••なんだそれ?こいつは我流だぜ?•••我流だよな?」
「我流とは余程好きなのだなそれが」と槍を見る
「好きなのかな?俺はただ言われた事をしただけだしこいつがしっくりきただけだしな」
「そうなのか?しかし技は我流としても基本ぐらいは誰かに教わらなかったのか?」さっきから違和感を感じるなんだこの違和感は?
「うーんマスターからか?でもヘビー達と訓練したし•••わからん」基本はマスターが作ったしでも反撃のタイミングとかは訓練時に覚えたしどうなんだ?
マスター?「そうなのか?私は訓練から培った努力と思うが、時にマスターとはどれほどの実力なのだ?私なら勝てそ」
クリスから冷や汗が溢れ出たその原因はランスだ、ランスがジッとクリスを見ている
殺気•••尋常じゃない殺気がクリスに向けられているからだ
クラクラする吐き気もだ「•••どうかな?ランス」気づけば剣に手をかけていたそして戦闘体制もとっていた
「•••まぁ無理だな俺だって勝てねぇよまぁ戦う事は絶対に無いけどな絶対に」こいつがマスターの敵になるなら今から殺すか?
「なるほどなら勝てそうも無いそのマスターとやらに一度会いたいものだどれほどの使い手か興味が湧いて来たぞ」•••こいつは本当に何者なんだ?勝てる気がしない
「そうかい、なんなら良かった敵になったらどうしようと思ったぜあんたと話すとなんか楽しいしな」殺気が解かれた、兜越しだがきっと笑っているのだろう
(解ったぞ違和感の正体が!こいつ純粋なんだまるで子供を相手しているような感覚だ
しかしこんなに強く純粋さを保てるのだろうか?)
クリスは深呼吸してから意を決してマスター合わせてくれないかと頼もうとしたところ
ヘビー達が戻って来た、ずいぶん早いなまだかかると思っていたが
よく見ると数人の部下がヘビーと見慣れない黒い服を来た女性で仮面を着けている者が抱えられていた。
部下を降ろした途端逃げる様に私の元へ向かい「ほ報告します!盗賊はほぼ」「バカ者!!」大声で怒鳴るするとハッとした部下が耳元で報告する
こんな初歩的なミスをする様に鍛えていないのだが
『報告します盗賊達は確かに壊滅でした、死因は魔法による攻撃
詳細は小石の様な小さな物で頭部を貫かれていました多分風と水の複合魔法と思われます
それとブラッシュ、マルッシュの死体は確認出来ずキーファは変な状態で発見出来ました』
『変な状態とは?』
『なんと言えばよろしいのですか•••見たままを伝えます天井に突き刺さっていました首だけ』
•••確かに変だな•••後日詳細を確認しよう
クリスは目線で黒服の女性を見ると
『彼女はガンです彼らの仲間だそうです、仮面は彼女は•••彼女達はある呪いに関わり顔が見えないそうです混乱を防ぐ為仮面を被っているそうです、ヘビー、ランスも同様だと確認は済んであります』
•••なるほど「了解した下がっていい」部下は敬礼後仲間達の元へ向かった•••安心したかの様な表情で
•••こいつら全員アリス並みの化け物なのか?これはヤバいのかも知れないが
解せないなブラッシュの死体が見つからないのは、実力は申し分無い逃す理由も無いなのに死体が無いのはな
逃げらた可能性は無いとは言い切れないが低いだろうならばこいつらはあえて逃したかもしくは
村人達を見渡すとこそこそと隠れる様に様子を見ている怪しい人物がいた
なるほどな
「確かに盗賊は討伐しているようだなヘビー殿あれで全員なのか?」
「•••えっと•••全員ではなさそうですどうやら抜け道が有ったようでそこから数人•••」マズイ言い訳が思いつかないぞ
「ふむ全員では無い?なぜそう思える?報告では抜け道など聞いていないが?それに魔法が使えるのだろう?逃げた者の発見など出来ると思うが」
ちょっとした賭けだ個人を特定する魔法は膨大な魔力を使う個人では使えないのが常識
私の予想ではヘビーも純粋で子供の様な人では?と仮定して言った•••そして勝った
「すいませんがその魔法は使えません、まだまだ勉強不足な物で」マスターから教わって無いですし仕方がありませんよね?
やはりこいつらはおかしい!まるで最近作られた様な存在だ、こんな子供の様な存在は「•••普通なら特定魔法なんて使える訳が無いあんな膨大な魔力を消費するとか言うものだ
もしくは言葉を濁すとかなヘビー殿マスターとやらに合わせて貰えないかな?」
(しまった!もうどうしようも無い言葉でこの人を退かせる事は出来なくなったしまった。
この人は我々を疑っていてなんらかの確証を得た言葉で何を言っても無駄だ)
ヘビーとしてはなんとか納得して退いて貰いたかったヴァルキリア騎士団を倒す事は簡単だがその後が問題だ、音信不通の騎士団最強が居たら確認に向かうそしてその部隊とまた戦う
マスターが言った危険の無い静かな場所では無くなってしまう仕方が無いマスターと合わせるしか無い
無言で槍を構えたランスを手で制し「解りましたマスターと合わせましょう」
「なんでやらないんだ?マスターに合わせるのはヤバいだろ?」
「•••説明求む」
「あのですね•••はぁ後で言いますよ我々の初めの目的を思い出して考えて下さいその為戦わないのですから
クリスさんこちらへ」ランスとガンは納得はしなかったが何故か考える•••そしてあの小屋へとクリス達以下5名の部下と共に向かった
後からブラッシュとマルッシュが尾行していた




