リーダーって大変だなぁ
〜ベビーの視点〜
いつもの様に訓練をするとマスターから命令が来た。その内容は異世界への調査だ
マスターが言うには我々の能力を見てみたいと聞かれているが•••マスターが作ったのだから能力は知っているのではないか?
そんな疑問を胸にしながら私は命令を再度思い返す(異世界に行き、危険が無く、雨風が凌げる場所を確保せよだったな)と
それを実行する為に必要な物はと同僚のガンとランスで話し合った•••とりあえずの物は揃ったと思うがそれをマスターに伝えると少し残念そうに見えた何故だ?
マスターは何も言わず魔法陣の上に行くように指示した後魔法?を使った、すると周りを青白い光に包まれ気がつくと森にいた
ここが異世界か•••なるほどあそことは違う•••のか?良く解らないがガンとランスの方を見ると二人とも周囲を見渡していた
私も見渡すと•••なるほど3㎞程に村らしき物がある他には動物らしき気配がちらほらと•••おや?
「ランス、あそこにいる奴らは何故村から離れているのだ?盗賊の類なのだろうか?」視線で場所を教える
「さぁな、だが関わると面倒だろうなガン何か広い場所見つけたか?」
「•••あそこ」と指す場所を見ると遠いが少し開けた場所がある•••ん?
辺りを再度見る•••木々が生い茂り森だと思えるのに何故我々は普通に開けた場所や村など見えたのだろう?
マスターが施した物なのだろうきっとマスターの気を遣わせてしまったようだ
「ならばそこに小屋を建てよう異論はあるか?」
「無いが•••どう建てるんだ?材料は金具ぐらいか?木材は現地にあるって言ってあったし、そもそもどうやって建てるんだ?」
「•••あれに頼むのは?」ガンの視線の先には村•••なるほどな
「どうやって•••(そうか、マスターは解って居たんだ作る方法など知らないなら誰からしらに頼む事をマスターのゴーレムでもいいから)
準備不足だ。マスターに交渉材料を貰えば良かった」
「脅すと言う方法もあるぜ?まぁ愚策だろうが•••準備不足だがなんとかなるんじゃないか?あれを使えばな」槍で盗賊団らしき存在を指す
「そうだな•••では私が村に行こう、ランスは開けた場所の調査と木材の調達、ガンは盗賊団の調査だ」と3人は行動に移した。
アカフネ村
村にたどり着くが普通の村だ特に変わった所は無いと思う、一人の村人がベビーに気づき何処かへ向かって行ったようだ
(さて村長は何処にいるのだろうか?•••ガンはそのまま待機)頭の中にガンからの通信があった為、ガンへの指示をした後村人を追うように歩いていく
ベビー達の能力の一つで互いに通信が出来るのだ、やり方は耳元付近を軽く叩きつつ相手を想像すれば出来るぞ
他にも能力があるがその時に説明しよう
村の中心にきた所で村長らしき老人が杖を使いながらベビーに近づいくる隣にも女性が寄り添っている
「騎士様この様な村に何かご用でしょうか?」ゆっくり話す老人に
「実はこ•••(小屋を作るから手伝ってと言って納得するだろうか?それ以前に騎士と勘違いされているし
ならば利用しよう••できるだろうか?)
こほん、実はある人の命令で小屋を作りたいのだ。だが我々にはそう言った知識に疎くあなた方に手伝って貰いたい」
老人は頷きながらも不審な目をしているのが解った•••ダメか?
「そうですか、ですが男共は居ませんのです。皆徴兵されてのぅ•••申し訳無いが手伝えそうに無い」
それを聞いて改めて周りを見ると確かに男が少ない
男性は老人か子供以外見当たらない、女性が畑仕事をしている
「ならば老人の方でも構いませんどうかお考えを」
老人は目を瞑り首を横に振る
「申し訳ありませんが•••こちらとしても助けたいのですが麦を収穫しなければなりませんしのぅそれに•••おほん、ともかく手伝えません」
(協力をして貰えそうに無いな諦めてランスの手伝いをしようか•••それでいいのだろうか?これは訓練だ。ならばもっと頑張ろう頭を働かせろ•••逆に考えれば)
「麦を収穫できれば協力してくれると言う事で宜しいのですか?」確認の意味を込めて言うと老人は頷く
ベビーは麦畑を見る•••大きな畑だよく見ると麦以外にも様々な野菜も育てているようだ規模は小さいが
麦畑に近づき盾から剣を引き抜き畑仕事をしている女性を退かせたそして
「せいっ!••っと」剣を振るう低く地面スレスレにね麦は斬られ地面に落ちる
「私も手伝いますのでどうか協力を」と老人を見ると目がこれでもかと開かれているそれはそうだ
一振りで一つの麦畑を斬ってしまったのだから•••ベビーにとっては軽く振っただけなのだが
「あんたは剣聖様かのぅ!!」剣聖?と疑問に思いながら首を振る
何故なら剣聖とは剣を極めた者の事を指す、ならば違う。大地ですら魔法を極めていないのだからと言う考えだからだ
「しがない騎士ですよ•••そうだもし協力して下さるなら盗賊団を退治してもいいですよ」
老人は驚いた、話しても無いのに盗賊の事を知っていたからだ。
実は半年前から盗賊団がこの村を襲ってくるようになった、今は襲って来ない代わりに生贄と食料を渡している
それしか方法が無かったのだなんとか用心棒を雇っても直ぐに殺られ、酷い仕返しがあった。それ以降は盗賊団に従っているのが現状だ
「盗賊を退治してくれるようじゃが•••騎士団の方々が見えんが?」まさか一人で退治する訳無いだろうとの考えだが
「いえ一人ですよ?まぁ連絡が来ましたが問題無いとの事ですし、あっ!村人らしき人も居ましたが何人か人質にでも?」期待したのが間違いだった
いくら超人的強さでも数の力には勝てないのは誰でも解る。
ため息を吐きながら「そうですかならばご遠慮します」
それを聞いたベビーは頭を抱えた何故ならもう終わってしまったのだから•••
〜ガン視点〜
ベビーが村に着いた頃ガンは盗賊団らしきアジトの近くに居た、人数は把握し報告をした
(ガンはそそのまま待機)•••了解
暇そうにその集団を見ていた。洞窟があり、見張りが二人いる中には複数にいて数にして三十人程で隔離している集団が八人だ
見張りは暇そうに仲間と話に花を咲かしていた•••暇だマスターからの命令だから我慢できるが暇、だからベビーの話を聞いていよう
ベビーが盗賊団の話が出てどうやら退治するようだから先に済ませてランスの手伝いに行こう、今木材の加工をしていて大変らしい
ガンは素早く見張りに銃を構えるそして撃つ、見張りが倒れた事を確認後中に入って見つけ次第撃ち殺す頭領らしき存在以外は•••
(つまらないな•••棒立ちしかしない反撃しないのかな?)侵入しても盗賊はただ立っていたり座って話をしていたりするだけだった
決して盗賊が無能だとかザル警備では無い、まずガンが行った行動を振り返って見よう、素早く←これ重要!!見張りを倒し侵入後は気配を消して敵のいる方向と銃弾の跳弾を計算し撃つ
それを入り口を入って十四発撃ったそして数歩歩き十発撃つ、それらは全て盗賊の頭に命中している
この弾は大地特注品で跳弾しても威力は落ちないようにしてある
これは一分も満たない時間で行った•••これを反応出来た人間は天才か神の様な存在だろう、ガンは頭領がいる部屋に入ると六人程集まって何やら話していた
ガンに気づき見ると近くにある剣を引き抜き怯えながらも「なにもんだてめぇ!!新手の魔物か!?」魔物と勘違いされてしまった
「なんで?•••めんどう•••あなた?」と銃を頭領に向ける。
頭領達は相手の獲物がなんだか解らないがヤバい物と理解した、理由は二つ
一つは仲間が来ない事、仮に仲間に悟られず侵入したとしても今この場に来ないのはおかしい怒鳴り声と殺気を放っているのだから付近にいる仲間が気づかないはずが無い。という事は全滅あるいはなんかしらの方法で無力化されたか
二つ目は全滅と仮定した場合、あの魔物には返り血が付いていない事から遠距離武器と思われる。そしてそれは一切音が聞こえず相手に気付かれずに殺せる武器か魔法だ•••服装も特徴的すぎて今気づいたが乱れていないな、もしかしたらそいつは抵抗すら出来ない武器か?
ヤバい•••この人数ならなんとかなると思うが死者が出るだろう、しかも魔物の癖に頭が回るようだ•••なら「お前の目的はなんだ?俺たちを殺しに頼まれたか?」交渉だ。生き残れる可能性がある方法だろう
「?•••盗賊を壊滅?•••小屋を作れれば•••解んない教えて」ガンは考えた要は小屋を作ればいいのだがその為に盗賊団を壊滅させる事になったが
ベビーに連絡した所で(あぁどうして待機しなかったのですか)と悲痛な声が聞こえてくるだけであった
•••こいつ馬鹿だ•••いやさ目的も無く来たのか?いや•••小屋とか言ってたなそこを攻めてみるか「小屋作りたいんだろ?なんで!、馬鹿野郎!!」交渉している途中幹部の一人が襲ってしまった
全員が解っていたはずだこいつの異様さをそれでも痺れを切らしてしまったようだ、だが俺達の強さはかなり上と自負している。
世界最強と謳われるカインズ城の騎士共にも互角にやり合える実力は持っているからな俺の過大評価なのかも知れないし
だがその考えは間違っていなかった事を思い知った。
鋭い突きを放つ幹部これを防げる者はそうはいない、仮に避けたとしても他が呼応して追撃出来るはずだ!だが
ガンは何事も無かった様に避けてカウンターの様にアッパーで迎え撃つ
俺は初めて見た人が天井に突き刺さり首だけがめり込んだ所を•••しかもだそれを維持しているのがヤバい
本来なら首と胴体が別れ下に落ちるはずなのに落ちないのだから何らかの魔法を使ったに違いない•••実際は違うのだが
実際はアッパー後ガンが懐から投げナイフで首から上を固定しただけに過ぎない落ちなかったのは奇跡だ
「•••どうしよう?」ガンは考えていると頭領が恐る恐ると「部下が申し訳ない事をした•••小屋を作ると聞いたが作れないのか?」部下?と聞き辺りを見回すと一人ブラブラとしていた•••どうしよう
ベビーからは現状維持を言われた為であるのに一人殺してしまった•••どうしよう
(ベビーに言われた事も出来ないなんて、マスターに嫌味言われる•••いやいや小屋を作ればいいんだしでもどうやって小屋作る?)思考に沈もうとした時頭領が同じ台詞を言うとガンに電流走る
こいつらに小屋を作らせよう!何故だか知らないが小屋を作ってくれるような話になっているし大丈夫大丈夫
「•••小屋作れる?」頭領は頷く「そんぐらいなら作れるがその代わり俺達の仲間にならないか?勿論俺達は」その後の言葉を言えなかった
もし顔があるなら嫌そうな顔をしているだろうか?その様な空気を感じたからだ
やつの獲物に力が入るのを見えた•••間違えたか?なら「•••無理ならどうしたい?俺達を虐殺して楽しむか?」俺は腰にある剣に手をつける•••一泡ぐらい吹かせてやるぜ化け物さんよ
「別に•••どうしよっか•••そうだね」軽く頷き盗賊達を改めて見ると「えっと•••助かりたくば村人を解放して村まで同行•••だって」
誰かに言わされているような言いぐさだがまぁいい「いいぜ」仮に行かないとしたら殺される、なら村まで行けば勝算がある•••人質を取ると言う方法だし最後の手段だがな
「•••なら先に行って•••村人連れて行くから」と部屋から出て行くガン
•••馬鹿だろ?普通俺達を見張るだろ!逃げるとか思わないのか?
唖然としながら幹部達も同じ考えのようだ•••逃げれると
だが「やめとけ、あいつ一人ならアリだが仲間がいるだろ、それにあえて逃しているかも知れねぇ•••魔物なんだから能力か魔法で監視している可能性も忘れるなよ」
「ボス、魔力は感じませんし魔法での監視は無いかと見られているような感じもしませんし逃す理由も思い当たりません」•••そうなんだよな
幹部の中には魔法使いもいるそいつが言うのだから間違い無いだろうそれに逃す理由は思い当たらない•••一つあった貴族の依頼として前に御子息様を殺したが証拠も無いし何処の御子息は知らん
その貴族との繋がりは無いに等しい•••だが「その通りだが逃げる選択肢は無いなカンだがね、無理に従う必要は無い逃げたければ逃げな」誰一人として逃げる素振りは見せなかった
嬉しく思い村に向かう頭領達•••その途中の仲間の状態を見てガンに対して恐怖を抱いた
ガンは村人がいる部屋前に立っている鍵がかかっているようだがゴキンと嫌な音を立てながら開けると全裸の村人が8人いた
その音に村人達は扉を見ると悲鳴が上がったそれに疑問を感じながら「•••助けに来た•••行こ?」錯乱状態なのかガンの言葉は届かなかった
どうしようと考えていると一人の村人が恐る恐ると「私達を食べるつもりですか」
「•••助けに来た•••食べるつもりは無い•••なんで怖がる?」先程も魔物と勘違いされた理由が思い当たらない為聞いたが単純な理由だった
「えっ?それは顔が無いからですよ」•••あっ
ガンには顔が無い、ベビー達も無いが兜を被っている為気づかれないがガンは違う
当たり前の様に過ごしていた為誰も(大地以外)は気づかなかった
納得したそれならば魔物と勘違いしてもおかしく無い「•••ありがと•••顔を隠す•••あなた達も来て」村人達をなんとか出させ適当な部屋から着るものを拝借したガンは適当な布で顔を全体を隠す
ついでに村人達を出させた功績は先程勇気を振り絞り聞いた村娘だ
「•••行こ?」ガン達は村に向かった
一方ランスは黙々と木材を加工していた。
まず周辺の木を切り皮を取り適当に長方形に切っているだけだ
近くには狼の様な動物がいる、狼達が遊んでくれと来たがあまりにもしつこいので一匹殺したら逃げて警戒してしまったようだ
「早く来てくんねぇかな暇だぞ」加工もあらかた終わり暇なので訓練している•••小屋を建てるには充分な量は出来ているぞ
〜ベビー視点〜
ガンの暴走を聞いて直ぐに指示を出すまずは現状維持だ今盗賊団を倒したと言っても信じないと思うからだ
「•••一人で充分と言ったのは規模と場所を考えてとの事です勿論仲間は盗賊達を逃さない様に周囲を固めています、一人と言うのは我々の強さを見せつけると言う作戦です」
先程何故長老が拒否したかを考え直ぐに解った、本来なら複数人で退治するような存在を一人でやるなんて無理と思うだろう
苦しい言い訳だが長老は納得したようで「これは申し訳ないのぅワシの勘違いじゃた貴方様以外にも強い者がいるとは知らなかったのでのぅ•••ではこちらとしても出来る限り協力いたしましょう」
ふぅなんとかなりそうだ「では確認を我々は盗賊と麦の収穫をお手伝いいたしますが代わりに小屋を作るのを手伝って貰います
場所と材料は•••あらかた準備してあります後は知識を持っている方を貸して頂ければありがたい」
村長は頷き「では早速盗賊達を退治して頂きたいが•••信じていない訳では無いのじゃが騎士団の方々を見せて貰えぬかのぅ」•••マズイぞ
騎士団なんていないし誤魔化せる自信が無いぞどうしたものか•••「あぁーもう!!なんでじっとしていられないんだ!」ガンからの相談を聞いたベビーは我慢出来ずに声を荒げてしまった
どうやら盗賊団のボスと話し合いになったらしいそれで小屋を作れるらしいが•••信じられない多分命乞いの為に言ったのだろう
ならばここに連れて来て小屋を作るのを手伝って貰うその後はマスターと相談してどうするか決めるとりあえずは連れて来させよう村人も解放させてね
「申し訳ない急に声を荒げてしまい•••騎士団についてですが見せる事は出来ません今回の任務はある人の私信でありあまり人が居ません質はいいですがね
心配しなくても大丈夫です現在誰かのせいで盗賊達は壊滅状態と聞きます、貴方が心配している事はもう終わって居ますし村人と生き残りがこちらに来ていると言う報告を聞いています」誰かと所を強く言うベビー
呆気に取られながら目を点にしていた「えっ•••いやそうなのかのぅ?しかし•••」信じられないようでありベビーの強さを考えて嘘とも思えないようだ
そこにある人物達が登場する•••頭領達だ




