第3話 クラスメイトは女王様①
カイト「……」
アン「どうしました?
手のひらを見つめて……」
アンが不思議そうに俺を見る。
カイト「あ、いや、さっきを手を握った際に……」
俺がロイドに目をやる。
ロイド「……?」
そんな俺を見て、
ロイドもまた不思議そうな顔をする。
カイト「いや、ごめん。
なんでもないんだ」
俺が二人に謝った。
アン「気になりますね……
ロイドさん……私とも握手しましょう!」
ロイド「ん? 別にいいけど……」
アンがロイドの手を握った。
アン「あ~、なるほど」
ロイド「えっと、なにか変だった?」
アン「いえ、変ではないです。
ただ、ゴツゴツした男らしい手だと」
ロイド「……! そうだね……。
幼い頃から剣を握ってきたから
マメやらタコが絶えなくてね。
ごめん。不快だったかな?」
カイト「いや、全然、そんなことは!」
俺が慌ててロイドの言葉を否定する。
カイト「むしろ、俺も鍛えないとな~……って」
アン「確かに、カイトくんの腕は女の子みたいに
細いですね」
アンが俺の二の腕をつまむ。
カイト「おま……気にしてんだからやめろ」
俺が慌ててアンの手を払った。




