第1話 一般クラスの同級生①
魔法学校。
俺が一般クラスの教室に足を踏み入れた。
カイト「俺の席は、あそこか。
……ちょっと、失礼」
俺は眠っている生徒の後ろを通って
その左隣に座る。
?「おや、ようやく来ましたか。
入学早々、学校をさぼった……
不良生徒のカイトくん」
俺の左隣に座っていた女子生徒が言った。
カイト「いや、これはやむを得ない事情が
あって……」
?「ふ~ん。
昨日は可愛い女の子とデートしていたよう
ですが?」
女子生徒が写真を取り出した。
そこには一緒に馬に乗っている俺と
マオの姿があった。
カイト「な、なんで!?」
?「そりゃあ、入学早々、学校に来ない生徒……
事件の予感がするじゃないですか!!」
女子生徒がカメラを構えながら興奮気味に話す。
?「まぁ、実際は甘酸っぱい青春を見せられただけ
で、事件の『事』の字も無かったんですが
ね……」
女子生徒が露骨にガッカリする。
俺が悪いのだろうか?
それに、昨日は休日だったわけだし……
?「コケ~」
何かが鳴いた。
カイト「鶏?」
女子生徒の肩の上に鶏が止まっていた。
アン「……自己紹介がまだでしたね。
私はアン。
新聞部の期待のエースです!
そして、この子は相棒のコケちゃん」
コケ「コケ~(よろしくな)」
アン「もし、スクープを見つけたら私まで!」
カイト「え、あ~、うん」
鶏のインパクトが強すぎて
彼女の話が頭に入らなかった。




