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第13話 一日の終わり
夜。
王都の自宅にて。
ローザ「そう……そんなことがあったのね」
俺の書いた日記を読み終えたローザさんが言った。
マオ「スースー」
レイ「ママ……むにゃむにゃ」
マオとレイが同じ布団で眠っていた。
レイの手には、さっきまでマオに読み聞かせていた
本が握りしめられている。
ローザ「ふふ、いい寝顔ね」
ローザさんがレイの頬を優しくなでた。
ローザ「それじゃあ、私はそろそろ帰るわね」
カイト「あれ?
今日は泊っていかないんですか?」
ローザ「ええ、ちょっとやりたいことが
できて……」
ローザさんが日記をテーブルに置いた。
……そして、部屋の扉を開ける。
ローザ「それじゃあ、またね。カイト」
カイト「ええ、また……」
バタン。
扉が閉じた。
カイト「……」
ローザさんがいなくなり家は静けさに包まれる。
カイト「俺もそろそろ寝るとするか」
俺は自分の部屋に向かった。




