第6話 服選び②
カイト「さてと……」
俺が服の前で思案する。
カイト「レイに似合う服……って、
あいつはスタイルいいから
なんでも着こなしちゃうよな~」
作戦変更。
レイが着て、喜ぶ服を考えよう。
カイト「やっぱ、ヒーロースーツか?」
俺がお店の中を探し回る。
カイト「……ないな」
残念ながらヒーロースーツは
見当たらなかった(当然である)。
カイト「う~ん。
他にレイが喜びそうな服は……」
……見当もつかない。
それこそ、シスター服じゃないか?
カイト「あぁ~、駄目だ。
作戦変更!」
二度目の作戦変更。
今度の作戦は……
カイト「シンプルに『俺』が
レイに着て欲しい服にしよう」
そう、俺がレイに着て欲しいのは……
カイト「……特にないな」
俺が、さっきの下着姿のレイを思い出した。
カイト「違う!
レイの裸が見たいわけじゃない!
誤解するなよ!」
レイ「さっきから何を叫んでいるだい?」
椅子に座っているレイが
不思議そうに俺を見た。
カイト「悪い。ちょっと、テンパった」
くそっ!
どんな服を選べばいいんだ!
俺が頭を抱える。
レイ「そんな悩まなくていいよ。
僕がカイトからのプレゼントで
喜ばなかったことがあるかい?」
カイト「……プレゼント?」
そうか……
これはプレゼントだったのか……
カイト「……」
レイ「どうしたんだい?
急に温かい目で僕を見て……」
カイト「いや、気にしないでくれ」
俺がレイに背を向け……
今度は、ずらりと並んだ服に目を向ける。
カイト「君へのプレゼントなら……
この服に決まってる」
俺が一着の服を手に取った。




