第5話 服選び①
店員「いらっしゃいませ~」
アリス「さあ、レイちゃんの服を選ぶわよ~」
アリスが服を物色していく。
カイト「さて、俺も探すとするか」
レイ「楽しみに待っているよ」
レイがお店にあった椅子に座った。
カイト「お前は選ばないのか?
自分の服だろ?」
レイ「二人のセンスにお任せするよ」
カイト「そっか……」
これは責任重大だな。
……。
アリス「さぁ、レイちゃん。
これ、着て!」
早くも選び終えたアリスが
自身の選んだ服をレイに手渡した。
レイ「じゃあ、着替えてくるよ」
レイが試着室に入った。
~少女着替え中~
レイ「どうかな?」
着替え終わったレイが試着室から出てきた。
カイト「似合っているとは思うけど……
おへそ丸出し寒くないか?」
アリスが選んだ服は、
丈の短いトップスと、
ショートパンツだった。
アリス「レイちゃんは背が高くて、
スタイルがいいから……
その長い手足を露出した方が
映えると思っていたのよね」
レイ「うん。
動きやすいし、なかなかいいね」
レイが嬉しそうに体を動かす。
カイト「なあ、体が冷えるといけないし、
腹巻も一緒に買った方が良くないか?」
アリス「カイト……
さっきから、うるさい」
カイト「ごめんなさい……」
怒られた……。
レイ「ふふ、心配してくれるのは嬉しいけど、
周りの女の子をみてごらん」
俺が辺りを見渡す。
お店の中にいる女子は
みんなミニスカートや、
それこそ今のレイと同じで
おへそを出している子までいる。
カイト「そんな……
まだ春で……
少し肌寒いくらいなのに……」
俺が衝撃を受ける。
カイト「みんな暑がりなのか?
夏が来たらどうするんだ?
水着か?
水着で外を出歩くのか?
それとも、裸で……」
アリス「何をバカなこと言ってるのよ」
『パシンッ』
カイト「いてっ」
頭を叩かれた。
アリス「少し寒くても、
オシャレのために我慢しているのよ。
……まぁ、男のカイトには
分からないでしょうけど」
……俺、本当は女だけどな。
しかし、分からないのも事実だったので
逆らわないことにした。
カイト「寒かったらいつでも言えよ。
俺の上着貸してやるから」
レイ「うん。ありがと」
アリス「ちょっと!
なに終わった雰囲気だしてんのよ!
カイトとマオちゃんが選んだ服が
まだでしょ!」
そういえば、そうだった。
カイト「悪い。
ちょっと、選んでくる」
俺は服探しを再開した。




