第4話 思い出のシスター服
レイ「僕はママのことが大好きでね……
幼い頃は、ママのシスター服を
勝手に着て、よく怒られたものだよ」
レイ「そんな僕を見て……
教会の神父様が子供用のシスター服を
用意してれたんだ。
それ以降は、毎日シスター服を着て
教会に忍び込んだものさ」
レイ「まあ、当然すぐに見つかったんだけど……」
~回想開始~
町人A『おや、可愛らしい。シスターさんだね。
アメちゃん、食べるかい?」
レイ『うん、食べる~』
~回想終了~
レイ「まぁ、そんな感じで看板娘というか……
なんとういうか……
人気者?……みたいな感じになって……」
レイ「僕が教会にいるのが当たり前になったんだ。
神父様も僕の背が伸びるたびに
新しいシスター服を用意してくれてさ。
後で知ったことなんだけど……」
レイが一回転してシスター服を見せつける。
レイ「僕のシスター服は
全部、神父様が手作りしてくれたもの
だったんだよ。
もちろん、今着ている……
このシスター服もね」
レイ「いや、分かってるよ。
シスター服は目立つから
新しい服を買おうって言うんだろ?」
レイが自身の服を優しく撫でた。
レイ「これは神父様が僕のために作ってくれた……
大切な服なんだ。
だから、僕はこの服を脱ぎたくないんだ!」
それはレイの心の叫びだった。
カイト「まぁ、別に、いいんじゃないか?
多少、目立ったところで
俺は気にしないし……」
アリス「カイトがレイちゃんのために
服を選んでくれるって」
レイ「よし、新しい服を買いに行こうか」
カイト「さっきの話は、なんだったんだよ!?
神父様がちょっと可哀そうになるだろ!」
レイ「うん?
なんだこの服……邪魔だな」
レイがシスター服を勢いよく脱ぎ捨てた。
アリス「ぶはっ」
アリスが鼻血を噴き出して倒れた。
マオ「あれ?
なんで鼻血が出て……」
アリスが意識を失ったことで
マオの意識が復活した。
レイ「キャー!!」
今度はレイが叫んだ。
レイ「カイト……
いくらなんでも、往来の場で服を脱がす
なんて……」
下着姿のレイが涙目になりながら……
自身の体を隠すようにしゃがみこんだ。
カイト「お前が勝手に脱いだんだろうが!!」
俺が慌ててレイが脱ぎ捨てたシスター服を
拾いに行った。




