69/93
第15話 お手伝い
ルナ「親方~。
次はどれを持ってけばいい?」
親方「おう、それを持っていってくれ」
カイト「……」
結局、ルナも一緒に手伝うことになってしまった。
カイト「悪いな。
手伝わせちまって」
ルナ「ううん。
私がしたくてしてることだから」
ルナが満面の笑顔を見せる。
カイト「うっ、まぶしい」
なんだ、この子は天使なのか?
親方「いや~、ほんとルナちゃんが来てくれて
良かったよ。
なんたって、カイトと違って華がある」
従業員A「うぉ~、お前らやるぞ~!」
従業員B「おぉ~!」
野郎どもが、これ以上ないくらいやる気を
出している。
カイト「マジかよ……
こいつら……」
俺が彼らの様子を見て呆れかえる。
親方「ん? なんだ、カイト。
まだいたのか?
もう帰っていいぞ」
『シッシッ』と親方が俺を追い払う。
酷過ぎんだろ……
カイト「ルナを置いて帰れるわけないじゃない
ですか」
そう言って、俺はルナと同じように荷物を運ぶ。
手伝いは、もうしばらく続きそうだ。




