第9話 私の名前①
アリス?「・・・」
ルナ「・・・」
ア、アリスちゃんが私の部屋に・・・
心臓のドキドキが止まらない!
ルナ「出会ってまだ一日しか経っていないのに
もうお家デートなんて!」
ベル「別にデートではないでしょ」
ベルちゃんが水を差した。
もう少し空気を読んで欲しいものである。
アリス?「あの・・・あなた・・・
いえ、あなたたたちが・・・
ルナさんとベルさん・・・
なんでしょうか?」
アリスちゃんがおどおどした態度で聞いてきた。
ルナ「うん・・・私がルナで、
こちらの人形がベルちゃん」
ベル「ルナ、おかしくないですか。
昨日も自己紹介しましたよね?」
ルナ「本当だ!
なんでだろ?」
もしかして、私のことなんて覚える価値も無かったってこと!?
・・・じゃあ、今日はなんで来てくれたんだろう?
アリス?「その・・・
実は私・・・記憶喪失みたいで」
・・・。
ルナ「どう思う、ベルちゃん?」
アリスちゃんから事情を聞いた私が
ベルちゃんに意見を求めた。
ベル「気になる点がひとつ」
ベル「一度、記憶を取り戻したとのことですが・・・
そのときのことは憶えてないんですよね?」
アリス?「う、うん。そうだけど・・・」
ベル「・・・」
ベルちゃんが何かを思案する。
ルナ「分かりそう?」
ベル「そうですね・・・
アリスさん・・・いえ、
『あなた』の名前はなんですか?」
アリス?「私の名前は・・・うっ」
アリスちゃんが頭を押さえてうずくまる。
ルナ「大丈夫!?」
私がアリスちゃんに駆け寄る。
??「名前・・・そう、
人間がつけてくれた・・・
大切な名前・・・」
アリスちゃんが何かを思い出そうとしている。
??「そうだ。
私の名前は・・・」




