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第1話 魔王が落ちてきた!
魔王の魂がお空をプカプカ浮かんでいた。
「ぐーぐー」
魔王は眠っていた。
『カーン』
野球少年が特大のホームランを打った。
ごつんっ。
「痛ー!?」
ホームランボールに当たった魔王が墜落した。
そこには偶然にも一人の少女がいた。
『スポーン』
魔王は運良く?その少女の中に入ってしまった。
・・・。
「はっ、ここは?」
私が目を覚ました。
私は病院のベッドの上で寝かされていた。
「良かった。目を覚ましたんだね」
見知らぬ少女が目を覚ました私を見て安堵した。
「私が見えるの?」
私が驚きながら言った。
「そりゃ見えるだろ。寝ぼけてるのか?」
少女と一緒にいた少年が言った。
「・・・」
私が自分の手を見た。
「体がある・・・」
私は自身の顔を触った。
・・・いや、体があるのは当然だ。
私は人間なのだから。
それなのに、この違和感は何だろう?
「おい、大丈夫か?」
少年が心配そうに言った。
「え、えーと」
私が戸惑う。
そして・・・
「あなたたちは誰?」
聞いた。
「えっ」
「はっ?」
少女と少年が驚いた表情を見せた。




